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最強軍団ソフトバンク “圧倒的な強さの秘密”は「スタベン」にあった【日本一4連覇なるか】

2020/11/24 11:01

 

2017年から日本シリーズ3連覇中の福岡ソフトバンクホークス。今年、4連覇なるか

photograph by

Hideki Sugiyama

ついに日本シリーズ4連覇まであと2勝となった福岡ソフトバンクホークス。2018年の第3戦から負けなしで「10連勝」という新記録も更新した。

エースや4番だけでなく、途中出場の選手が決定的な仕事をするのがホークスの強さだ。昨年の日本シリーズで幾度となく流れを変えた“インパクトプレーヤー”たちの働きに迫った記事を特別に公開する。
<初出:Number989号(2019年10月31日発売) 『<優勝ドキュメント>福岡ソフトバンクホークス「危機感が生み出す組織力」』/肩書きなどは当時のままです>

 ホークスの“スタベン”陣には掟がある。

 スターティングメンバーの選手たちが守っているとき、ベンチに残るスタベン(スターティングベンチ)の選手たちは前列で応援する。そしてスタメンの選手が攻撃のためにベンチへ戻ってくると、スタベンの選手は後列へ下がる。それはたとえ大ベテランの内川聖一といえども例外ではない。その理由を福田秀平が教えてくれた。

「前列は試合に出てる人たちが座ります。そこはもう、チームの決まり事ですね」

 となると、レギュラーと控えに“上と下”があるように感じてしまう。しかしホークスのベンチを眺めていると、そこにあるのは上下ではなく、役割の違いだということが見えてくる。前列を譲るのは、遠慮でも謙虚でもなく、ただ淡々と仕事をこなす職人たちが揃っているからだ。川島慶三がこう言っていた。

「レギュラー陣は、控えの僕らがいるから常に気を抜けないんです。控えは、スタメンで出てる人を安心させちゃいけない。それが僕らの仕事だってことは、常に控えのみんなに言っています。監督やコーチも、考えて考えて、それでも判断が遅れることはあるんです。でも、そこで『それじゃ、準備できないよ、指示が遅いよ』と言い訳するんじゃなくて、自分で流れを読んで、早めに準備をして、僕らがカバーするという、そういうところがチーム力に変わって行くと思うんです」

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