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「高校でのスタイルを捨てた」 ロッテ“高卒ドラ1コンビ”安田尚憲21歳と藤原恭大20歳が急成長できたワケ
2020/11/20 11:04

2017年、ドラフト1位で履正社高から千葉ロッテに入団した安田尚憲。CS最年少本塁打を記録
photograph by
KYODO
パ・リーグのクライマックスシリーズはソフトバンクの3勝0敗で幕を閉じた。レギュラーシーズンの差がそのままポストシーズンでも出た形だった。
しかし一方、昨季の4位から2位に躍進した千葉ロッテの戦いぶりは今後への期待を抱かせるものがあった。シーズン開幕前と後に、ローテーション投手が相次ぎ右肘靭帯の損傷で離脱。シーズン途中にレアード、終盤にマーティンの両外国人が離脱する苦しいチーム事情の中にあって見事な戦いぶりを見せた。
なかでも見逃せないのは初戦にCS最年少本塁打をマークした安田尚憲(21歳)と2試合に2番打者としてスタメン出場を果たした藤原恭大(20歳)である。高卒3年目の安田は9打数4安打1本塁打4打点。高卒2年目の藤原は8打数3安打1盗塁の暴れぶりだった。