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巨人が日本シリーズ「全試合DH」を受けた本当のワケ 周東佑京に“秘密兵器”を使うためだった!
2020/11/20 17:05

今季、13試合連続盗塁成功の世界記録を達成した周東。日本シリーズで、巨人はその快足を止められるか
photograph by
KYODO
たかが盗塁。
しかし今年の日本シリーズは、その盗塁が勝負の決め手となる可能性を秘めている。
いよいよ11月21日から始まる日本シリーズは、昨年と同じソフトバンクと巨人の激突となった。
昨年はソフトバンクの4連勝という予想外の結末に終わったこのカードだが、リベンジを期す巨人にとって、今年は徹底的にマークすべき選手がもう1人、増えているのが気になるところだ。
ソフトバンクのスピードスター・周東佑京内野手である。
レギュラーシーズンでもソフトバンクは、周東の足から苦しい局面を切り開いて、結果的に大きな勝利を手にした場面が1度や2度ではなかった。ド派手なホームランや快投乱麻のピッチングではない。周東は走ることで、試合の流れを動かせる選手なのである。