医療ルネサンス
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着床前検査(4)障害者の幸せ 議論不足

着床前検査(4)障害者の幸せ 議論不足

バディウォークで歩く峰尾紗季さん(中央、東京都新宿区で)=峰尾佳秀さん提供

 ダウン症への理解を広げようと、ダウン症のある人もない人も一緒に歩いたり、ダンスなどのパフォーマンスを披露したりするイベント「バディウォーク東京」が11月、東京都新宿区で開かれた。

 「一緒にみんなで歌って踊りましょう」。この日の司会者で、ダウン症のある東京都の峰尾 紗季さき さん(26)が来場者に語りかけると、拍手が起こった。イベントを主催するNPO法人「アクセプションズ」(東京)によると、ダウン症のある人が司会を務めたのは6回目を迎えた今年が初めてだ。

 峰尾さんは、10歳から始めたヒップホップダンスが大好き。生まれつき弱いとされる筋肉をつけようというのが始めた理由だったが、2016年のリオパラリンピックの閉会式で披露するまでに技術を高めた。この日は司会のほか、得意のダンスで会場をわかせた。

 平日は大手ファミリーレストランで準社員として働く。時給は健常者と同じ水準。週末はダンスを楽しむ。「毎日、みんなと仲良く過ごせてうれしい」とほほえんだ。

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