医療ルネサンス
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【平成時代】患者が主役(5)「第2の意見」を求めて

【平成時代】患者が主役(5)「第2の意見」を求めて

「医者がすすめる専門病院」の本を手に「セカンドオピニオンを推進させる会」の活動について語る中村さん(神奈川県茅ヶ崎市で)

 患者が治療法を決める際、主治医とは別の医師の話を聞く「セカンドオピニオン(第2の意見)」。大きな病院では、今や専門の外来を掲げるところが多い。

 「セカンドオピニオンという言葉が出始めた1990年代とは医療の状況もかなり変わりました」。神奈川県茅ヶ崎市の中村康生さん(72)はそう振り返る。

 「医者がすすめる専門病院」という本を編集していた中村さんは97年、会社を辞めて独立。自ら出版社を経営するとともに、98年に「セカンドオピニオンを推進させる会」を作った。

 セカンドオピニオンを受けたくても、どこに聞きに行けばいいのか。当時、情報は少なかった。書籍作りを通じて得たネットワークを生かして協力してくれる医師を募り、約800人が協力医となってくれた。

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