ボクシングでは日本ランキングや世界ランキングなど、ボクサーの強さを客観的に示すのにランキング制度が採用されている。ボクサーは、ランキングこそ高ファイトマネーへの近道となる。なぜなら、ランキングに入るとチャンピオンに挑戦する権利を与えられるからだ。ただし、ランキングは1位から15位まで発表されるので、上位ランカーになるまでは、なかなかチャンピオンに挑戦する機会は与えられない。ランキング下位のボクサーと試合しても弱いチャンピオンと呼ばれ、テレビの放映権がつかず興行に響くこともある。逆に指名試合といわれる各認定団体[注釈1]が挑戦者を指名して行われるタイトルマッチがあるが、この場合、通常はランキング1位の選手が挑戦者に選ばれる。

注釈1
※世界チャンピオンと世界ランキングを発表している団体は多く存在するが、主に4団体が広く知られていて、日本でも試合が認められている。

■WBA(世界ボクシング協会)
■WBC(世界ボクシング評議会)
■IBF(国際ボクシング連盟)
■WBO(世界ボクシング機構)

※日本で認められているアジアタイトルは2つ。

■OPBF東洋太平洋 (WBC傘下)
■WBOアジアパシフィック (WBO傘下)