明日の25日に神戸市立中央体育館で開催される「REAL SPIRITS.67」に出場する選手12名、チーフセコンド、試合を担当するレフェリーのPCR検査は全員陰性だった。新型コロナウィルス感染防止のため、試合は急遽、無観客で開催されることになったが、当日は真正ジムの公式YouTubeチャンネルでメインイベントとセミファイナルはライブ配信し、そのほかの試合は後日配信を予定している。

　メインイベントは、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦、前WBOアジアパシフィック同級王者の冨田大樹(22=ミツキ)対元日本同級王者の堀川謙一(40=三迫)が行われる。22歳の若きホープ冨田と現役最多58戦目のリングに上がる40歳の堀川がベルトを争う。キャリア最大の難敵を迎える冨田は、若さを武器にベルトを奪いにいく。一方、堀川が所属する三迫ジムは、現在日本チャンピオンが6人いるが、勝って7人目の王者誕生となるか。

　26日(日)には愛知・刈谷市あいおいホールで矢吹正道(28=緑)と佐藤剛(23=角海老宝石)による日本王座決定戦が行われる。2日間で2人のライトフライ級王者が誕生する予定で、勝者による王座統一戦も面白い。今、ライトフライ級が熱い!

　セミファイナルでは、空位の日本女子アトム級王座をかけて日本同級1位の長井香織(30=真正)と元OPBF東洋太平洋同級王者の神田桃子(33=寝屋川石田)が激突する。昨年9月以来の再戦(長井が2-1の判定勝ち)。王座初挑戦の長井が戴冠するのか、それとも神田がリベンジとベルトを獲得するのか。

　第4試合55.0kg契約8回戦では、竹嶋海刀(21=勝輝)と日本バンタム級18位の脇田洸一(30=クラトキ)が拳を交える。豊富な手数とスタミナが魅力の竹嶋がランキングを奪うのか、それとも5連勝中の脇田が距離を支配しランカーの力を見せつけるのか。どの試合も見逃せない!