注目:デビュー戦はKO負けするもそこから破竹の16連勝(引き分けを挟む)で日本・OPBF王座を獲得。IBF世界挑戦者決定戦もクリアした小原の待望の世界初挑戦。チャンピオンのエドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)は戦績24戦全勝(21KO)のレコードを持つ36歳。セサール・クエンカ(アルゼンチン)から奪ったタイトルを前回、ダイレクトリターンマッチで7回TKOで返り討ちにしこれが2度目の防衛戦となる。中間距離でジャブでプレスをかけて多彩なコンビネーションで攻める正統派スタイルを見せる一方、荒々しくパンチを振り回してくる一面も持ち合わせている。アウェーでの挑戦に不利は否めない小原だが、海外の試合はこれが2試合目という経験もプラス材料になりそうだ。チャレンジャーらしく果敢に攻めていく姿勢はもちろんのこと、中盤以降に大きな山場を作りたい。三迫ジムから世界王者誕生となれば友利正氏以来34年ぶりとなる。小原の快挙に期待したい。