注目:世界戦からの再起戦を飾った赤穂が、引き分けを挟み7連勝中の勅使河原を迎え撃つ好カード。5月の白石豊士(協栄)戦では相手のタフネスに手を焼きながらも要所要所で見せ場を作り最大7ポイント差をつけて判定勝ちした赤穂。フィジカルの強さを生かした野性味溢れる攻撃は健在。好調をキープする新鋭との対戦にタイトル戦並みのモチベーションの高さで試合に臨み、万全の体調で若武者を叩き潰そうと目論む。前回、宇津見義広(ヨネクラ)と対戦した勅使河原は前半、キレのある動きでポイントを奪ったが、後半は気迫を全面に出した宇津見のファイトに手を焼き追い上げられてしまった。序盤から圧力をかけて攻撃を仕掛けることが予想される赤穂に勅使河原はどう対応し、必殺のカウンターを打ち込むことができるのか。圧勝して再び世界戦線に名乗りを上げたい赤穂、日本ランク1位を撃破して下剋上を果たしたい勅使河原。KO必至の打撃戦になることは間違いない。

注目:全日本バンタム級新人王同士(高橋が2014年、武田が2015年)によるテクニシャン対決。両者は2013年10月の4回戦時代に対戦、ジャッジ3者全員が38-38をつける引き分けとなりこれが3年越しの再戦となる。新人王獲得後、強豪とのマッチメークで実力を付けた高橋がキャリアでは上回る。ディフェンスに自信のある2人の対戦は最初から最後まで激しいペース争いが予想される。どちらがより積極的な攻撃でジャッジに良い印象をアピールすることができるのか。玄人好みの技術戦が観られそうだ。