サウスポーのシーサケットは今年3月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア)を破って返り咲きを果たし、9月の再戦では右フックで4回KO勝ちで返り討ちにした。49戦44勝(40KO)4敗1分。エストラーダは13年4月にフライ級2団体王座を獲得し、15年9月までに5度防衛。返上後はスーパーフライ級に転向し、今年9月に元王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に競り勝って指名挑戦権を手に入れた。38戦36勝(25KO)2敗。

注目:昨年の大晦日に引退を表明した井岡一翔が返上したベルトを競う。

注目:日本にはWBC(世界ボクシング評議会)王者の比嘉大吾(白井・具志堅)とWBOの木村翔(青木)がいるフライ級世界戦線。この試合の勝者と日本人世界チャンピオンが王座統一戦となれば、楽しみなのだがー。

クアドラスは昨年9月にローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に判定負けを喫してWBC王座を失い、再起戦を挟んで臨んだ今年9月の挑戦者決定戦ではファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)に僅差の判定負け。現在は一歩後退したかたちとなっている。39戦36勝(27KO)2敗1分。一方、08年北京五輪出場の経験を持つアローヨは14年と16年の2度、フライ級の世界王座に挑んだが、アムナット・ルエンロエン(タイ)、ゴンサレスに判定負けを喫した。ゴンサレス戦以後はブランクが続いており、クアドラス戦が1年10ヵ月ぶりのリングとなる。19戦16勝(14KO)3敗。