注目:7度目のタイトル挑戦を狙うベテラン斉藤と元WBO-AP同級王者の松永の対戦。39歳の斉藤だが、前戦では衰えを感じさせない動きを見せた。一方、怪我でブランクを作っていた松永だが、再起2戦目で敵地タイで元世界ランカーのパトムサク・パトムパトンに4回TKO勝ちで復活を印象付けた。序盤から迫力のある打ち合いが見られそうだ。

注目:無敗同士によるサウスポー対決。プロ入りしてからここまで圧倒的な強さで、日本ランク1位まで上り詰めた井上。スピード力はこの階級ナンバーワン。アマチュアキャリアも豊富でテクニックもあるチャンピオン候補だ。昨年の全日本新人王のスミスは左右ともに破壊力抜群のパンチ力を誇る。格上の井上に臆することなく攻めていくことが必須。久しぶりの左利きとの対戦となった井上の出方に注目。

注目:昨年12月に対戦では激戦の末、大里の手が挙がった。長身のアウトボクサー大里だが、接近戦でのショートパンチも見せるようになり攻撃の幅が広がった。一方、ジャブの名手杉田はリベンジと3度目のタイトル挑戦へ覚悟のリングとなる。関西の選手同士による対戦で、後楽園ホールのファンにはまだ馴染みは薄いが、是非とも知ってほしい選手たちである。

注目:2年連続で最強挑戦者決定戦に出場する中川と昨年10月にランキング奪取し一気に2位まで上り詰めた岡本の対戦。殺傷能力のあるパンチを持つ中川、強烈な右クロスが武器の岡本。序盤から激しいペース争いが繰り広げられそうだ。

注目:昨年2月に黒田雅之(川崎新田)との暫定王座決定戦で敗れてから2連勝。再びタイトル挑戦を目指す松尾と5月に約10年ぶりに復活し日本ランクを奪ったフィリピン人のレイの対戦。見えない角度から繰り出されるレイの左右アッパーは驚異。まともに当たればタフな松尾でも無事ではいられないだろう。しかし、攻守の切り替えに長けている松尾は前半は守りに徹して、後半勝負に出るのではないか。前半から我慢比べのような展開になると予想する。

注目:王座復活を目指す堀川と2度目のタイトル挑戦を狙う板垣のベテラン対決。両者は2017年2月にWBO-AP同級王座決定戦で激突。この時は堀川が中盤以降ポイントを連取し判定勝ちした。堀川がプレスをかけてボディから崩すのに対し、板垣はアウトボクシングで対抗するだろう。堀川が捕まえるのか?それとも板垣が捌き切るのか?