注目:WBOアジアパシフィック王者小西の2度目の世界挑戦。昨年3月の世界戦では3回にダウンを喫するも、驚異の粘りを見せてボディ攻撃で猛反撃。惜敗したが最後まで果敢に攻めて王者の牙城に迫った。これが2度目の来日になるアルバラードは2013年大晦日に井岡一翔の王座に挑戦したが大差判定負け。昨年10月、敵地フィリピンでランディ・ペタルコリンに強烈なボディブローを決めて王座を獲得した。テクニックではアルバラードが一枚上だが、小西は接近戦に持ち込み勝機を見出したい。

注目:2月の王座決定戦で約3年2ヶ月ぶりに王座返り咲きを果たした38歳堀川の初防衛戦。戸高達(レパード玉熊)との一戦では鉄壁なディフェンス技術と巧みな試合運び、さらに攻撃力がアップしここ数試合はKOを量産している。挑戦者の多田は5年4ヶ月ぶり2度目の日本王座挑戦。パンチ力に定評のある多田は挑戦者らしい積極的な攻撃に加えて秘策でベテランを追い込みたいところだ。現役最多の56戦目を迎え進化を遂げている堀川が前回果たせなかった防衛を目指す!