注目:7月に劇的な王座奪還劇を見せた村田の初防衛戦。7月に大阪で行われたロブ・ブラント(米)とのリマッチに臨んだ村田は、フィジカルの強さと強烈な右ストレートでペースを握り一気に勝負を決めた。ビッグマッチを目指す村田は、良い勝ち方で来年につなげたい。挑戦者のバトラーは戦績30戦28勝(24KO)1敗1分。17年1月にブランドン・クック(カナダ)にKO負けして以来10連勝中と好調をキープ。長いリーチから繰り出される左ボディが得意パンチとしており、攻撃力の高さが売りだ。一方でガードが甘く打たれ脆い面を持ち合わせている。村田は前回の試合同様、序盤から打ち合いに持ち込み、ワンツー左ボディで体力を削っていきたい。年末の横浜で再び右ストレートを爆発させる!

注目:約2年7ヶ月ぶりの王座返り咲きを目指す八重樫が、IBF王者のムザラネに挑戦する。ムザラネは昨年7月に王座を獲得すると、坂本真宏(六島)、黒田雅之(川崎新田)を相手に2度の防衛に成功している。37歳のベテランならではの老獪な試合運びと強烈なパンチ力を武器にする。激闘王八重樫は打ち合いに行くのか、それとも距離を取るのか?八重樫の復活劇に期待!

注目:王座統一戦を予定していた寺地(拳四朗から本名の寺地拳四朗に変更)だったが、IBF王者フェリックス・アルバラードが体調不良のため試合をキャンセル。相手を元WBA世界暫定王者のペタルコリンに変えてV7戦を行う。ペタルコリンはサウスポーの強打者で戦績は35戦31勝(23KO)3敗1分。昨年10月にアルバラードと空位のIBF王座を争うも7回KO負けを喫している。試合1ヶ月前に相手がオーソドックスからサウスポーに変更になったが、抜群の距離感を武器に戦う寺地にとって死角はない。

注目:元世界4階級制覇王者のゴンサレスが、5年ぶりに日本のリングに上がる!王座に返り咲くためにも再起2戦目で存在感をアピールしておきたい。かつて世界のベルトをかけて拳を交えた八重樫と同じリングに上がるのも興味深い。