見どころ:小原は、今年4月に坂井祥紀(横浜光)に判定勝ちしタイトル初防衛に成功。メキシコ逆輸入ボクサーの坂井との接戦を勝ち切った。ロングレンジから繰り出される強烈なパンチとアマ仕込みのテクニックで国内ウェルター級のトップを走っている。タイトル初挑戦の玉山は、全体の平均値が高い右ボクサーファイターでジワジワとランキングを上げてきた。崩しにくい小原に対し、どのような対策を練ってくるのか?

見どころ:アマチュア42戦31勝(14RSC)9敗の瀬川は、昨年10月に樽井捺月(山木)に敗れて以来の再起戦でタイトル戦が巡ってきた。フィジカルの強さを活かし序盤からペースを握ってい来た。極真空手出身の鈴木は、三迫ジムに移籍してから連勝中でタイトル初挑戦。ジャブからワンツーにつなげる正統派スタイルで好戦的なタイプだ。こちらも積極的な攻撃で早めに仕掛けたい。

見どころ:2020年全日本フライ級新人王の宝珠山は今年6月に川端詞穂(ワタナベ)に2回TKO勝ち。上下の打ち分けとコンパクトな左アッパーが光る技巧派サウスポーだ。元日本ランカーの渡邉は今年6月に日本1位の芝力人(真正)と対戦。左ストレートで押し込み優位に進めていたが7回逆転TKO負けを喫した。ロングレンジからのストレートは威力がある。12月12日の誕生日でボクサー定年を迎えるため勝ってランク入りすることが現役続行の条件となる。

見どころ:2020年全日本新人王(狩俣はライトフライ級、小島はミニマム級)対決。狩俣は、グイグイと距離を潰して左ボディから強烈な右を叩きつける右ファイター。前戦は強弱をつけたコンビネーションを見せていて着実い成長している。小島は素早い動きから左を軸に戦う右ボクサー。打ち合いになると分が悪いので、距離で外しながら空転させたい。

※木村蓮太朗(駿河男児)のケガのため試合中止

見どころ:静岡で初の世界王者を目指す木村と関西の名門グリーンツダジム期待の新鋭、前田が激突。木村は今年9月に静岡で日本ランカーの齊藤陽二(角海老宝石)と対戦。4回までに2度のダウンを奪われる苦しい展開となったが、接近戦で判定勝ちした。持ち前のテクニックに加えて真っ向から打ち合う気持ちの強さと力強さを見せた。前田は今年6月に東祐也(畠山)に判定勝ちしデビューからの連勝を8に伸ばした。一撃必殺のカウンターで木村撃破を目指す。