見どころ:拳四朗は当初、ジョナタン・ゴンサレス(プエルトリコ)との3団体王座統一戦の予定だったが、ゴンサレスがマイコプラズマ肺炎に感染したため中止。アンソニーに白羽の矢が立った。わずか6戦目で挑戦するアンソニーは、ガードを固めながら重厚なプレスをかける好戦的なタイプで、左右ともに重たいパンチを打ち込む。特に左フックには警戒が必要そうだ。サウスポーからオーソドックスに変更になった拳四朗だが、これまで培ってきた経験がある。ステップワークを駆使したジャブを軸としたスタイルで王者の力を示す!

見どころ:王座返り咲きを目指す井上拓真の世界戦。2019年11月にノルディ・ウバーリ(フランス)に敗れてから、国内の強豪に完勝しレベルアップを印象付けた。対応力の高さと鉄壁のディフェンス技術は群を抜いている。これが4度目の来日となるソリスは、キャリア23年目のベテラン。2020年2月にギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との王座決定戦で敗れて以降5連勝中だ。満を持して世界戦に臨む拓真の王座奪取に期待!

見どころ:キックボクシング史上最高の天才、那須川のボクシング転向デビュー戦。サウスポーススタイルから抜群のスピード、天性の当て勘を持つ。プロテストでは日本1位の南出仁(セレス)と拳を交えてパンチの見切りと対応力の高さを見せた。どれだけボクシングにアジャストしてくるのか。日本4位の与那覇は、昨年10月の日本王座挑戦者決定戦以来の再起戦。ガードを下げた構えから独特のタイミングから繰り出す右オーバーハンド、変則的な左アッパーが光る。ビッグネームの那須川撃破に気合いをみなぎらせている。中間距離でスリリングな攻防が見られそうだ。

見どころ:ウェルター級国内最強決定戦。王者の佐々木は今年1月に豊嶋亮太(帝拳)に初回KOし王座奪取に成功。抜群の破壊力に加えて冷静な試合運びを見せた。前日本ウェルター級王者の小原は、中間距離から左右ともに強烈なパンチ、多彩なコンビネーションで対戦相手を沈めてきた。両者ともKO率が高くKO決着必至だ!

見どころ:阿部は、昨年12月に前田稔輝(Gツダ)に判定勝ちし日本&WBO-AP王座初防衛に成功。神経戦を繰り広げる中、中盤以降に突き放した。中間距離から打ち込む左ストレートは強烈で相手に大きなダメージを与える。元2階級制覇王者のマルチネスは、58戦目を迎えるベテラン。グイグイと前に出て強烈な左右フックでなぎ倒す右ファイターだ。阿部としては、マルチネスの出鼻を挫いて、勢いを止めたいところだ。