バスの雑学
TOPへ
バスの雑学vol.4
日本初のバスは明治38年(1905年)に広島で国産乗合いバスとして運行されました。12人乗りのそのバスは、車両の故障や費用の不足、馬車組合からの過激な反対を受けるなどさまざまな問題が生じて廃止されてしまいましたが、同じころに京都や大阪でもバスが運行され始めました。(※最古のバス会社は諸説あり、広島説と京都説があります。)
大正時代に入ると東京市電気局が本格的なバス事業に乗り出し成功を収めたことで、全国にバス事業が広がっていきました。
都内には「丸の内シャトル」「メトロリンク日本橋」「東京ベイシャトル」など誰でも無料で乗れるバスが走っています。
無料で運営できる仕組みは、周辺の商業施設が資金援助して運営しているからです。東京駅近郊やお台場で多くの商業施設をまわる際に利用したい便利なバスです。
日本で、保有バス台数が一番多いバス会社は、福岡県にある西日本鉄道(通称西鉄バス)のおよそ1800台。二番目が、神奈川県にある神奈川中央交通。そして東京都の都営バスと続きます。
人口が多く交通網が発達している東京ですが、車両台数が多いバス会社ごとに並べてみると3位という結果に。福岡では市が運営するバスが存在しないほど、西鉄バスが多くの地域を網羅しているそうです。
(2015年6月 ナビタイム調べ)
日本で一番小さいバス会社は、香川県にある鬼ケ島観光自動車で、保有バス台数は3台。香川県高松市に属する女木島(めぎじま)は、桃太郎に登場する鬼が棲んでいたという言い伝えの残る洞窟が人気で、フェリーが到着する女木港から鬼ケ島洞窟までの観光用として運行しているそうです。
バスは個人所有ももちろん、大型二種免許があれば公共の道路で運転もできます。バスを個人で所有している人の中には、運転しないで観賞用のために廃線となったバスを購入する方もいるそう。
中古バスを購入する際には、バス会社の塗装について独自の規定を設けている会社があるので要注意。塗りなおしとなると、60万円ほどかかるそうです。
TOPページへ
特集ページ一覧

© NAVITIME JAPAN 

マイページに追加