乗り物と紅葉
いよいよやってきた紅葉シーズン。日本にはたくさんの紅葉景色がありますが、今年は乗り物に乗って紅葉狩りはいかがですか？ 電車や船などその地形にあった乗り物に乗ることで、人が入れない場所から絶景を目にすることができる！今回はそんな場所にあるおすすめ紅葉スポットをご紹介します。
東日本
十和田湖遊覧船
青森県
ぐるっと360°絶景！
北の景勝地として名高い十和田湖は、約2,000年前の火山活動で出来た二重式カルデラ湖です。
湖上を巡る遊覧船からは、周りを囲む四季折々の自然や湖面の美しさも素晴らしい十和田湖の絶景を間近に体感できます。
10月中旬から11月上旬
アクセス
青森県十和田市十和田湖畔休屋
ＪＲ東北新幹線など「八戸」よりJRバス
「子ノ口」または「十和田湖休屋」バス停下車
※JRバス運行期間：平成29年4月10日～平成29年11月12日
料金（一般）
大人¥1,400 小人¥700
猊鼻渓・舟下り
岩手県
舟でしか行けない秘境！
名勝指定県内第一号に指定され、日本百景のひとつに数えらる猊鼻渓。
高さ50ｍを超える石灰岩の岸壁が、およそ2kmにわたって続きます。谷が深く、断崖絶壁で周囲に道路が一切無いため、往復約90分の舟旅で紅葉を観賞します。
10月中旬から11月上旬
アクセス
岩手県一関市東山町長坂字町467
ＪＲ大船渡線「猊鼻渓」駅より徒歩約5分
料金（一般）
おとな¥1,600 小学¥860 幼児¥200
蔵王ロープウェイ
山形県
美しきグラデーションの世界
広大な山形蔵王では、山頂から徐々に色づきはじめる紅葉が、黄色に橙、赤に煉瓦色と美しいグラデーションを描きます。
ふもと〜中腹の山麓線と、中腹〜山頂の山頂線の2路線あり、自然が作り出した絶妙な紅葉のカラーバランスを楽しめます。
9月下旬から10月中旬
アクセス
山形市蔵王温泉229-3
ＪＲ奥羽本線「山形」駅よりバス約45分
料金（一般）
山麓線：おとな¥1,500 こども¥800
山頂まで：おとな¥2,600 こども¥1,300
JR只見線
福島県-新潟県
「紅葉が美しい鉄道路線ベストテン」第1位※
福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶローカル鉄道「只見線」は、車窓から眺める紅葉シーンでは日本随一ともいわれています。 途中只見川を渡る鉄橋の上も走行し、美しく色づいた渓谷美を車窓から眺めることができます。 ※平成20年日経プラスワン
10月下旬から11月上旬
料金（一般）
運賃の例：
会津若松駅～会津川口駅 ¥1,140
奥の細道湯けむりライン
宮城県
ダブル観光列車が絶景を駆け抜ける！
「奥の細道湯けむりライン」の愛称で親しまれている陸羽東線の臨時快速「リゾートみのり」は、車窓から鳴子峡の美しい紅葉を楽しむことができます。
2017年10月26日から31日と、2017年11月4、5、10から12日には、トロッコ列車風の木製座席が特徴の臨時快速「風っこ湯けむり紅葉号」が併結します。
どちらも大きな窓から紅葉が観賞できる全車指定席の観光列車です。
10月中旬から11月上旬
料金（一般）
運賃の例：
仙台駅～新庄駅 ¥1,940＋指定席料金
黒部峡谷トロッコ電車
富山県
絶景がノンストップ！渓谷を走るトロッコ
黒部峡谷は、「日本三大渓谷」や「日本の秘境百選」に選ばれた、壮大な自然の景勝地。
トロッコ電車の車窓から、またトロッコを降りて欅平・鐘釣周辺を歩きながら峡谷の色とりどりの紅葉を観賞できます。トロッコ電車の客車は、旅の気分や同行人数によって選べる3タイプが用意されています。
10月下旬から11月中旬
料金（一般）
運賃の例：
宇奈月駅～欅平駅(普通客車) 大人¥1,710
湯西川ダックツアー
栃木県
水陸両用バスでダム湖探検！
「道の駅 湯西川」を出発し、湯西川ダムのダム湖へ突入する水陸両用バス。
湖上遊覧時は湖を囲むコナラやミズナラなどの木々が色づく美しい紅葉風景を見渡すことができます。湖が穏やかな時には、まるで鏡のように湖面が鮮やかな紅葉を映します。
10月中旬から11月中旬
アクセス
「道の駅 湯西川」栃木県日光市西川478-1
野岩鉄道会津鬼怒川線「湯西川温泉」駅よりすぐ
料金（一般）
大人¥3,000 小学生以下¥2,000 幼児¥500
筑波山ケーブルカー
茨城県
ライトアップされた紅葉を観るなら
筑波山神社隣の宮脇駅から筑波山頂駅までの全長1,634mを約8分間で結ぶケーブルカー。
宮脇駅近辺にはもみじが多く樹立し、ゆっくり進む車窓から真っ赤な紅葉を眺めることができます。展望台からは、東京スカイツリーや東京都心のビル群、富士山まで見渡すことができます。
■うれしいニュース
筑波山ケーブルカーでは、期間限定で「もみじライトアップ×夜間運行」が開催 ！
暗闇に浮かぶ幻想的なもみじの輝きを楽しめます。
【開催期間】
2017年11月3日(日)〜11月26日(日)の土日祝日、および2017年11月16日(木)〜11月26日(日)は毎日開催
11月上旬から11月下旬
アクセス
ケーブルカー山麓の発着駅「宮脇駅」 つくばエクスプレス「つくば」駅よりシャトルバス→「筑波山神社入口」バス停より徒歩約15分
料金（一般）
大人往復¥1,050 小児往復¥530
亀山湖 紅葉クルーズ
千葉県
陸地からは見れない絶景を…
キャンプや釣りなども楽しめる千葉県最大の「亀山ダム」。そのダム湖 「亀山湖」の東部・小櫃川上流域に位置するおりきさわボートは、亀山オータムフェスティバルの期間中、紅葉クルーズを開催します。
陸からは見えない湖上のスポット「猪の川渓谷」のコースを進み、木々やもみじのトンネルを間近に見られるクルージングを楽しめます。
11月下旬から12月上旬
アクセス
「亀山湖おりきさわボート」 千葉県君津市折木沢708 ＪＲ久留里線「上総亀山」駅より徒歩約35分
料金（一般）
大人¥1,200/1人 子供￥1,000/1人
秩父鉄道 SLパレオエクスプレス
埼玉県
都心から一番近い蒸気機関車
秩父鉄道線の熊谷駅-三峰口駅間を運行するSLパレオエクスプレスは、都心から最も近い蒸気機関車。
秩父鉄道沿線には紅葉の綺麗なスポットが数多く存在します。車窓から眺めるのも楽しいですが、先回りしてSLと紅葉のコラボを写真に収めるファンも多いです。
2017年11月11日（土）から26日（日）には月の石もみじ公園などで紅葉のライトアップも行われます。
■うれしいニュース
熊谷から長瀞以遠を往復の場合は、全線1日乗り放題の「秩父路遊々フリーきっぷ」を利用する方がお得になります！
【発売期間】
紅葉期間は、2017年11月24日および土日祝日
【金額】
大人¥1,440 小児¥720
10月下旬から11月下旬
SL運行日
2017年11月は、金・土・日・祝および14日 ※その他の月はこちら http://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/calendar.html
料金（一般）
乗車区間の普通乗車券に加え、『SL座席指定券(¥720)』または『SL整理券(¥510)』が必要です。
西日本
長良川鉄道
岐阜県
おしゃれな観光列車も登場！
「長良川鉄道」は美濃太田駅（美濃加茂市）から北濃駅（郡上市）までの72.1km結ぶローカル線。
長良川に沿うように走行し、沿線には清流に育まれた自然の絶景ポイントがいくつもあり、秋は美しく紅葉した山々を車窓から楽しむことができます。
ゆったりと鉄道旅を楽しみたい方におすすめです。
11月上旬から下旬
アクセス
①名古屋駅よりJR東海道本線特急ワイドビューひだ 約40分
②名古屋駅よりJR東海道本線
「岐阜」駅でJR高山本線に乗換え、 計約60分
JR飯田線
愛知県-長野県
秘境の地を進む紅葉列車
JR飯田線は愛知県豊橋市から長野県辰野町を結び、全長は約195kmです。
紅葉の時期には「紅葉列車」と呼ばれるほど車窓から見事な景色が堪能できます。深い山あいにさしかかる小和田駅～天竜峡駅間は特に紅葉が美しく、途中下車して散策するものおすすめです。
11月上旬から中旬
嵯峨野トロッコ列車
京都府
嵐山の紅葉狩りといえば、コレ！その①
トロッコ嵯峨駅〜トロッコ亀岡駅までを保津川に沿うように結び、開放感たっぷりの車両で保津峡の色鮮やかな紅葉の中を走り抜けます。
紅葉シーズンは紅葉ライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しめます。
11月中旬から12月上旬
料金（一般）
乗車区間にかかわらず均一(一般料金) 片道 大人¥620 小人¥310
保津川下り
京都府
嵐山の紅葉狩りといえば、コレ！その②
保津川は秋になると周囲の山々が美しい紅葉に染まり、息を飲む絶景が広がります。
巨岩や巨石をはじめ、しぶきをあげて落流する水など変化に富んだ風景をスリルとともに味わうことができます。
嵯峨野トロッコ列車とダブルで利用するのもおすすめです。
11月中旬から12月上旬
料金（一般）
一人あたり料金(一般) 大人¥4,100 小人¥2,700
アクセス
①JR山陰本線「亀岡」駅より徒歩約8分
②嵯峨野観光鉄道「トロッコ亀岡」駅より京阪京都交通バス約15分
南海電鉄「天空」
和歌山県
世界遺産「高野山」へ紅葉とともに
「天空」は南海電鉄高野線の橋本駅〜極楽橋駅間の山岳地帯約19.8kmを走る観光列車。
急勾配・急曲線の険しい山間を縫いながら、高野山へ向かう道中の美しい紅葉を楽しむことが出来ます。
車両には、3枚続きのワイドな車窓や展望台デッキなど、山々の景色を一望できる工夫が凝らされているのが特徴です。
10月下旬から11月上旬