恐竜化石
発掘できる場所は?
日本での恐竜化石について
太古の地球に大繁栄していた恐竜。 今から2億500万年前から6500万年前までの約1億4000万年もの長い間、地球は恐竜の楽園でした。 大きいもので、全長35メートル以上、体重は約90-110tもあったと言われています。(35メートルというと、なんとビルの11~12階の建物に相当する大きさ!) 恐竜は今でも多くの学者が魅せられている、古代のロマンです。
日本では1978年、初めて恐竜化石が発見されました。 そこから日本各地で発見が相次ぎ、現在では全国都道府県の約1/3から恐竜化石が見つかっています。
その中でも一番多く発掘されているのは福井県です。 今まで見つかったものの中で約8割の恐竜化石が福井で発見されています。 ではなぜ福井県に多いのでしょう?
恐竜化石を発見するためには、大きく3つの条件が必要と言われています。
- 恐竜が生きていた時代の地層が分布していること
- その地層が川や湖でたまった地層であること
- その地層が地表に露出していること
福井にはその条件が重なる手取層群の分布域となっており、早くから大規模で集中的な 発掘を行ってきたためたくさんの恐竜化石の発見につながりました。 しかし手取層群の分布域は福井以外にも石川、富山、岐阜と点在しています。 まだ発掘の行われていない場所もあり、今後もっと多くの恐竜化石が発見される可能性が眠っています。
では化石って何?
恐竜が死ぬと、それがすべて化石になるわけではありません。 基本的に野原や山、水の中で生き物が死ぬと、死骸は酸素や微生物によって分解され土に帰ります。 ところが、死骸が泥や火山灰などに閉じ込められると、体を分解する他の動物やバクテリアから完全に遮断されます。
そうして堆積物の中で、死骸がやがて腐り骨だけになり、これも長い年月の間に骨のカルシウムなどの 成分が石の成分に置き換えられていきます。 これが化石になるということです。化石は骨の形をしていても、その成分は石なのです。
化石発掘体験ができる場所
下記場所では化石発掘の体験をすることができます。(詳細は直接施設にお問い合わせください) 植物や貝の化石なら比較的簡単に見つかるそうです。 まれに、恐竜やワニの骨や歯、亀の甲羅などの化石が出ることも出るんだとか! ハンマー片手に、古代のロマンを味わってみましょう。
- 沼田町化石館 化石体験館
北海道雨竜郡沼田町 - 久慈琥珀博物館
岩手県久慈市 - 唐梅館総合公園
岩手県一関市 - いわき市アンモナイトセンター
福島県いわき市 - ミュージアムパーク茨城県自然博物館
茨城県坂東市 - 木の葉化石園
栃木県那須塩原市 - 神流町恐竜センター
群馬県多野郡神流町 - 化石と自然の体験館
埼玉県東松山市 - 白山恐竜パーク白峰
石川県白山市 - かつやま恐竜の森
福井県勝山市