国会議事堂前駅は地下38メートルに位置しており、大江戸線ができるまでは東京の地下鉄の中で最深の駅でした。
近くには、国会議事堂や首相官邸があることから、有事の際「国会議事堂前駅は核シェルターになる」という都市伝説があり、人気漫画『ゴルゴ13』にも描かれています。
それ以外にも「東京メトロ有楽町線は、有事の際軍事物資や国家VIPを搬送する軍用道路になる」「銀座の地下に巨大地下街がある」など、地下にまつわる都市伝説は多数!
それらの説の真偽はさておき、地下にまつわる都市伝説の原因の一つになっていた幻の列車についてご紹介します。
機密事項として、その存在すら公開されておらず、目撃情報を書くのもタブーとされていたミステリートレイン。それは日本銀行が所有していた、現金輸送車「国鉄マニ30形客車」です。
この車両では一度に数百億運ぶこともあり、荷物運搬時には扉周辺を天幕で多い、警備員・警察官が立ち会う厳重警戒のもの走行していました。
なんとこの車両、2003年までは現役で走行していました。車両前後には窓がない、見るからに秘密を背負っている不思議な車体。今では小樽交通記念館で、その珍しい車両を見ることができます。