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DATE/ 2015.06.19

凶悪犯の出版について考える

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97年に発生した「神戸連続児童殺傷事件」。次々と残虐な手口で殺傷される子ども、「酒鬼薔薇聖斗」の名で発表される挑発的な犯行声明が全国を震撼させた。

 そして、犯人として逮捕されたのが当時14歳だった少年だったことが、さらなる衝撃を社会に与えた。犯人は「少年A」と呼ばれ、多くの論議と不安が世紀末の日本を席巻した。

 そんな犯人も医療少年院を出所し、既に社会復帰しているのだが、6月11日に「元少年A」の名で、事件のあらましと、その後の人生を綴った自著『絶歌』を出版。日本社会に、再び衝撃を与えた。

●発生する多額の印税

 本の発売はワイドショーでも取り上げられ、発売後、瞬く間にAmazonランキング1位に躍...

ジャンル 時事/オピニオン
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