自然災害からテロの脅威など、何かとニュースで不安にさせられる今日この頃、防災グッズはしっかりと用意しておきたい。懐中電灯、電池、マスクといった基本的な備えはよく知られており、すでに用意されている方も多いのでは。今回は、重大な災害時に役に立つアイテムを3つ紹介しておきたい。
●火事のときに命を救う「けむりフード」
火災のとき、何が人の命を奪っていくのか。それは煙である。炎によって焼けるよりももっと早く、煙の中の一酸化炭素によって中毒を起こしてしまうのだ。
そんなときに役立つのが、市民防災研究所から発売されている「SBKけむりフード」。ポケットに入るサイズで持ち運びができるほどにまとめられているが...
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自然災害からテロの脅威など、何かとニュースで不安にさせられる今日この頃、防災グッズはしっかりと用意しておきたい。懐中電灯、電池、マスクといった基本的な備えはよく知られており、すでに用意されている方も多いのでは。今回は、重大な災害時に役に立つアイテムを3つ紹介しておきたい。
●火事のときに命を救う「けむりフード」
火災のとき、何が人の命を奪っていくのか。それは煙である。炎によって焼けるよりももっと早く、煙の中の一酸化炭素によって中毒を起こしてしまうのだ。
そんなときに役立つのが、市民防災研究所から発売されている「SBKけむりフード」。ポケットに入るサイズで持ち運びができるほどにまとめられているが、空気を入れると何倍にも膨らんで、頭をすっぽり覆える。「火事だ!」というときに、すかさず新鮮な空気を取り込み頭からかぶれば、三分間から五分間呼吸ができるというもの。いわば時間制限つきのバリアーのような役割なので、かぶっているだけで気持ちが安定して、冷静な判断ができるだろう。
●かさばらずに頭を守る「タタメット」
地震で建物が揺れたときに危険なのは、上からの落下物。特にビル近くの屋外を非難するときなど、ガラスの破片でケガをする人が多いという。また、強力な台風のときにも風でとばされてきた看板にぶつかるといった事故がある。頭は特に災害時危険にさらされやすい。
そんなとき守ってくれるのがヘルメットだ。難点はかさばるということ。使わないときには邪魔でしかない。狭い部屋においておくこと、特に会社では人数分の管理に場所をとることから、用意していないところも少なくない。
そんな会社におすすめなのが、株式会社イエローから出している「タタメット」シリーズ。35ミリの幅にまでひらたく折り畳めるので、収納スペースをとらない。瞬時に立体化するすぐれものだ。しかし強度は普通のヘルメットと同じほどだという。防災頭巾の中にヘルメットが内蔵されていて、幅広い年齢層にサイズを合わせられる「タタメットズキン」というものもある。
●あらゆる水を飲料水に!ストロー型浄水器「mizu-Q」
避難先ではしばしば、苦しい生活を強いられる。特に飲料水の衛生管理の不安は大きい。特に菌やウイルスに弱い人、お年寄りや子供の健康リスクが高まる。
安心して飲める水が確保できない状況においては、携帯型浄水器「mizu-Q」が使えそうだ。魚が住めるほどの水であれば、どんな水でも飲めるようになる。除菌剤を入れてから濾す(こす)ことで川やプールなどの水も飲めるようにできるというのだから驚き。ストローのように吸い上げて使用するので手間入らず。ここぞというときの助けとなるだろう。ただし、劇物や化学物質を含む水、海水はNGとのこと、気をつけて使用したい。
いつ何が起こるか分からない状況下、我々ができることは危険にさらされたり、衛生環境が失われることを想定し、より便利で質の高い防災グッズを用意しておきたいところ。これらは意外と知られていない防災便利グッズだが、何を用意するにも、こだわりをもって準備しておきたい。
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