早いもので今年も4カ月が過ぎようとしています。時間の経過は、日々伝えられるニュースを振りかえることで、特に実感できるところであります。そんな報道について、1月から3月特に印象に残ったものを、「勝手にニュースランキング ベスト5」としてお届けします。
●1位 北朝鮮水爆実験&ミサイル実験【国際】
1月の水爆実験に続いて、衛星実験と称して大陸間弾道ミサイルを発射した北朝鮮。日本中国、ロシアを含め、国際的に非難声明が発せられ、3月には国連安保理で全会一致で北朝鮮制裁決議が採択されました。
北朝鮮はこうした制裁決議や米韓合同軍事演習を非難する報道官談話を発表し、対立姿勢を強めています。拉致家族の問題、隣...
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時事/オピニオン
早いもので今年も4カ月が過ぎようとしています。時間の経過は、日々伝えられるニュースを振りかえることで、特に実感できるところであります。そんな報道について、1月から3月特に印象に残ったものを、「勝手にニュースランキング ベスト5」としてお届けします。
●1位 北朝鮮水爆実験&ミサイル実験【国際】
1月の水爆実験に続いて、衛星実験と称して大陸間弾道ミサイルを発射した北朝鮮。日本中国、ロシアを含め、国際的に非難声明が発せられ、3月には国連安保理で全会一致で北朝鮮制裁決議が採択されました。
北朝鮮はこうした制裁決議や米韓合同軍事演習を非難する報道官談話を発表し、対立姿勢を強めています。拉致家族の問題、隣国として戦禍の脅威を含めて、現在進行形で注視したいニュースです。
●2位 マイナス金利導入【経済】
1月29日、日本銀行は「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」政策を発表しました。日本の民間銀行のほとんどが、大量の資金を日銀当座預金に預けていました。こうした事情に、日本銀行と民間銀行間の当座預金の金利をマイナス0.1パーセントにすることで、民間銀行が日本銀行に金利を取られぬよう、預金プールせずに積極的に融資に回すことを期待した政策ということになります。
2月16日に日銀がマイナス金利を導入して2カ月以上経過した現在、銀行の普通預金金利は低下し、貸出金利や住宅ローン金利も下がり、住宅ローン市場では借り換え需要が非常に高まっています。個人と国の事情それぞれに大きく影響するだけに、メリット・デメリットの関係でどのような結果となるか、今後も注目していきたいニュースです。
●3位 ベルギーでのテロ【国際】
昨年11月のパリ同時多発テロ事件の記憶が生々しいなか、3月22日にベルギー、ブリュッセルの空港及び地下鉄において連続爆破テロが発生しました。連続するテロ事件から、欧州が「非常事態」に入っている深刻な状況が明らかになりました。
欧州は自由という基本的人権以上に、テロから生命を守ることを優先すべき事態。今後、国家によって携帯電話やインターネットを使った通信が監視されることに抵抗感を示すことが難しくなるでしょう。オリンピック開催をひかえ、日本も同様の事態が懸念されるニュースです。
●4位 スキーバス事故【国内】
1月15日に発生した長野県軽井沢でスキーバスが道路から転落した事故。乗員乗客合わせて14人が死亡、26人が負傷しました。バスを運行したイーエスピー社の道路運送法違反、国の基準を大幅に下回る運賃で仕事を受注していた点が大きく問題視されました。
外国人観光客の急増などでバスの需要が高まり、バスの運転手は人手不足となっています。人材不足だけでなく、安全に対するコストまで削減して仕事を取ろうとする事業者が増えており、これが事故の背景となっています。
●5位 ベッキー不倫【芸能】
マルチタレントのベッキーとミュージシャン川谷絵音と不倫交際が週刊文春1月14日号に掲載され、大きく世間の話題となりました。倫理の問題にとどまらず、LINE情報の不正取得、謝罪のプロセス含めて、問題は多岐にわたります。
この話題の大きさから、タレントから国会議員まで次々と「ゲスな不倫」が暴かれて、ニュースとして消費されていく状況は、もっと深刻な問題が別にあるということが見えにくくなる、憂うべき状況として取り上げてみました。
気になるベスト6位以下ですが、「ココイチ廃棄物問題」「TPPと甘利大臣辞任」「SMAP解散騒動」「シャープ買収騒動」「トランプ氏躍進とアメリカ大統領予備選」「10年ぶり日本人力士・琴奨菊優勝」「北海道新幹線開通」「選挙と乙武氏不倫」などが続きます。以上、「勝手にニュースランキング」でした。
さて、次の3か月はどんなニュースがランキングするのでしょう。日刊「ホントの話」では、これからも、定期的に注目すべきニュースを取り上げていきたいと思います。
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