ケアコラム

生理に関するチェック&ケア

(07/02UP)

PMSケア⑪身体的症状「眠気解消」

●眠気を解消しよう

多かれ少なかれ大半の女性が経験しているPMS(月経前症候群)症状ですが、精神症状のひとつとして「睡眠のリズムが乱れる」ということがあります。

寝つきが悪い、眠りが浅く夜中に何度も目を覚ます、熟睡感がないなどで、結果、スッキリと目覚められずに昼間眠い人が多くなります。

現代のライフスタイルは「夜遅くまで起きていて、睡眠時間が短い」状況に偏りがち。夜型の生活や慢性的な睡眠不足は昼間の眠気や疲労感、集中力の低下さまざまな不調をもたらし、そこにPMSが重なるといっそう「眠くて仕方ない」状態になってしまいます。

これまでの研究で、月経周期は睡眠にも影響を与えることがわかっており、特に月経前(黄体期後期)のプロゲステロン(黄体ホルモン)増加が、不眠傾向の一因になっているとも言われています。

また睡眠を促す夜間のメラトニンの分泌が、黄体期には卵胞期に比べ遅れるため、黄体期には寝つきが悪くなるという指摘もあります。

月経前の睡眠の質を良くするために自分で注意できることを上げてみましょう。
・夜は早めに入浴をすませ、リラックスしてゆったりと過ごす
・朝起きたら太陽にあたる
・ウォーキングなど適度な運動を
・寝る前は脳に強い刺激を与えないよう、パソコンやケータイ・スマホはほどほどに
・カフェインやアルコール飲料は控える(夜はハーブティなどでリラックス)
・夜の食べ過ぎも注意(良質のたんぱく質、カルシウム、ビタミンB群などはしっかり摂取)

レンコン、ゴボウ、ニンジンなど根菜類は体を温め、快適な眠りを誘うとともに、硬いものをよく噛むことで、脳のセロトニン神経が活発になり、日中の眠気も抑えられます。お好きなレシピで試してみましょう。


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