ケアコラム

生理に関するチェック&ケア

(07/02UP)

豆知識③プレ更年期の症状

●これってプレ更年期?
体調が良くないという39歳の女性と話をしていたら、「最近疲れやすいし、やる気が出ない」という愚痴話になりました。

これまでバリバリのキャリア・ウーマンで走り続けてきたので、健康不安と共に精神的な落ち込みに戸惑っているようでした。

アラフォー世代は「疲れやすい、体力が落ちている、肌のハリがない、シワが気になる、白髪が増えた」と年齢を感じ始める頃。もちろん個人差はありますが、冷え、肩こり、集中力低下、落ち込み、イライラ、気分の波、うまく眠れない、コンタクトがゴロゴロする等のちょっとした不調は、「プレ更年期」のせいかもしれません。


一般的には女性ホルモンの分泌量が低下し始める40代から感じる人が多いですが、その人の生活環境や栄養状況により、早い方では30代でも月経不順となり、「プレ更年期」の症状を感じる場合があります。女性ホルモンの分泌低下がさらに進むと本格的な更年期に突入します。

卵巣から分泌される女性ホルモンは、毎月の生理や妊娠・出産にかかわるだけでなく、自律神経、感情の働き、骨、皮膚、粘膜、関節、筋肉、血管、胃腸、脳の働きなどの全身に影響しています。病気にかかりにくくし、精神を安定させる作用があり、女性の健康は女性ホルモンに守られていると言って良いでしょう。

しかし、ホルモンバランスの乱れによるこれらの不調は、本来なら40代半ばから起こり始めるもので、更年期症状が30代から起きることは好ましくありません。

早期閉経となってしまうと、老化現象が一気に加速するのです。年齢と共に女性ホルモンが減少することは止めることはできませんが、ストレスを上手に解消し、食事・運動・規則正しい生活を心がけ、女性ホルモンをなるべく減らさないような生活習慣を心がけましょう。

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