女性がオーガズムを求めていく姿勢は、とっても素敵なこと。それは後ろめたいものでも、恥ずかしいものでもなく、いいセックスそのものが、しなやかな子宮をつくるために必要な「ゆるめる・しめる・リラックス」のトレーニングにもなってくれるんです。
「セックスでキレイになる」ともよく言われますが、これは子宮のマッサージ効果でカラダがゆるみ、女性ホルモンのバランスが整えられる効果を期待できるから。肌ツヤなどがアップする嬉しい声もよく耳にします。さらに、『子宮美人ヨガ』や『子宮美人のつくりかた』(ともに主婦の友社刊)でご紹介しているセルフケアによって、いままで感じられなかったオーガズムを体験する人も多数いるんですよ。
ただ、誤解しないでほしいのは「セックス=オーガズムがすべて」と思わないこと。
ココロとカラダが相手と調和できたとき、深い安心と愛情の交換を感じられる…。それが「いいセックス」のいちばんすばらしい効果だと思います。
その意味でも、テクニックだけに頼った、愛のない刹那的なセックスはもちろんトレーニングになりえません。相手を包み込むように思いやり、触れ合うことで、カラダはさらにゆるんでいくんです。
子宮をしなやかな状態に整え、よりよいセックスができるようになるためにも、前回の連載でもご紹介した「骨盤底筋群」をしなやかに整えるのはやはり重要なこと。そこで、いつでも手軽にできる「骨盤底筋エクササイズ」をご紹介しましょう。簡単でとても効果があるので、ぜひ試してみてくださいね!
1
足を軽く開き、つま先を外側に向けて立つ。さらに、前回の連載でご説明した「会陰の引き上げ」を意識しながら、骨盤底筋を引き上げて。
2
足を開いたまま、みぞおち(へそから指3本上)、そけい部、かかとを意識しながらゆっくり腰を下ろし、坐骨もできる限り床に近づけていく。
3
かかとはなるべく床にぴったりつけ、深く呼吸しながら10秒キープ。バランスが取りづらい人は、いすなどにつかまってカラダを支えてもOK。
詳しい内容は『子宮美人のつくりかた』でチェックできます!
【著者】仁平美香(にへいみか)
【発行】主婦の友社