恋愛の神様DX


第22回
中尊寺
こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は世界文化遺産にもなっている、岩手県平泉にある「中尊寺」を訪れます。
東北本線平泉駅から少し離れているので、バス、またはタクシーや車などが便利です。

恋愛の神様DX


「中尊寺」は四季を感じられる自然あふれる場所です。
そのために、春、夏、秋、冬、どの季節に来てもさまざまな顔を見せてくれます。
入り口に月見坂と呼ばれる表参道的な道がありますが、ここには樹齢300年ともいわれる立派な杉の木があります。ここを通ると本当に荘厳な氣のパワーを感じられます。

恋愛の神様DX


「中尊寺」は850年に比叡山延暦寺の高僧、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれました。
その後、この地で栄華を誇った奥州藤原氏初代清衡公によって大規模な堂塔の造営が行われたそうです。
藤原清衡(ふじわら の きよひら)は11世紀ごろ東北地方で続いた戦乱で亡くなった方々を慰め、仏の教えによって、みちのくの地にユートピアを建設しようと考えていたようです。
二代目の藤原基衡(ふじわら の もとひら)は、その父の志を継いで薬師如来を本尊とする毛越寺の造立を、そして三代目の藤原秀衡(ふじわら の ひでひら)は阿弥陀如来を本尊とする無量光院を建立していきました。
その間の約100年もの間は、戦乱のない、まさに清衡公が夢を見た世界だったことでしょう。

恋愛の神様DX


しかし、そんな繁栄を極めていた平泉でしたが、源義経が兄頼朝と対立し、平泉に落ちのびてきた時から歴史の歯車は狂い始めました。
四代目の藤原泰衡(ふじわら の やすひら)は頼朝の圧力に屈し、義経を自害へと追い込み、さらには泰衡公も頼朝に攻められ、1189年、奥州藤原氏は滅亡しました。
その後、鎌倉時代以降は火災などに遭い、多くの堂塔や宝物などを消失してしまいましたが、国宝建造物第1号の金色堂をはじめ、貴重な彫刻や絵画、書籍、工芸などは大切に保存されています。
ちなみに金色堂や宝物館などを見るためには有料となっています。
金色堂は黄金の国ジパングを象徴するような荘厳な建物になっています。撮影禁止なので写真をお見せできないのが残念です。
これを見ると、当時の藤原氏の力がいかに素晴らしかったかがわかります。
そしてまた、ここだけの話ですが、藤原4代のミイラも中尊寺に所蔵されています。
現在はわかりませんが、当時の調査の様子の映像があり、以前はそれを見ることができました。

恋愛の神様DX


中尊寺の中心にあるのは、明治42年に再建された本堂で、一年を通じて様々な行事が行われます。
本尊の仏様は釈迦如来坐像です。

恋愛の神様DX


「中尊寺」にはたくさんのお堂が建てられていて、ご利益もさまざまにあります。
また、松尾芭蕉も「奥の細道」の旅で、ここ中尊寺を訪れています。
『夏草や 兵どもが 夢の跡』

恋愛の神様DX


「地蔵堂」本尊は地蔵菩薩(じぞうぼさつ)。1877年の再建です。

恋愛の神様DX



恋愛の神様DX


また、目にご利益のあるお堂があったりと…
目の御守りは人気です。目は大切。

恋愛の神様DX


弁慶堂、薬師堂、不動堂、大日堂、峯薬師堂、阿弥陀堂、釈迦堂、弁財天堂…など、この中尊寺に来れば、どんなご利益でもありそうです。

恋愛の神様DX


また、座禅や写経などの体験もできるそうです。
さらに平泉は春と夏に藤原まつりというお祭りがあります。
春のゴールデンウィーク期間に行われる藤原まつりは、平泉へ落ちのびてきた源義経の行列などを見ることができます。
また、源義経役には毎年有名俳優さんが扮してくれるので、大人気のお祭りとなっています。

恋愛の神様DX


中尊寺の門前町にはさまざまなお土産屋さんが並んでいます。
おすすめは「南部鉄器」です。
ずっしりとした重厚な南部鉄器でのお茶は最高です。
同時に鉄分も補給できるので、貧血気味の方にはオススメです(笑)。
また、秀平塗のお椀、南部せんべい、栗まんじゅう、地元のハムやフランクフルトなどはマストのお土産商品です。美味しいですよ~~~♪

歴史の栄枯盛衰の息吹を感じながら、欲しいご利益を得られる中尊寺。
ぜひ足を運んでみられてはいかがでしょうか。

次回は京都の「晴明神社」です。
お楽しみに。




>>レイリィアス TOPへ
占い・夢占い・恋占い恋愛の神様TOPへ

iXIT Corporation
All Rights Reserved.
原稿提供元アカデメイア
マイページに追加