恋愛の神様DX


第36回
日光その1
こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は栃木県の「日光その1」です。
今回は1999年に世界遺産に登録された「日光山内(にっこうさんない)」を訪れます。
ここには二社一寺が点在し、さらには国宝や重文などがたくさん集まっています。
日光山は奈良時代に「勝道上人(しょうどうしょうにん)」により開創された「四本竜寺(しほんりゅうじ)」に始まり、その後二荒山神社、日光東照宮、日光山輪王寺が建立されました。

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日光といえば、観光地で有名な「日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)」ですね。
江戸幕府初代将軍の徳川家康公を祀る霊廟です。
修学旅行や遠足などで訪れた経験のある方も多いのではないでしょうか。
家康公が日光に祀られることになったのは、本人の遺言からだそうですね。
現在家康公は日本全土の平和の守り神となっています。
二代将軍秀忠が東照社を造営したのち、現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公の「寛永の大造替」により建て替えられました。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む豪華絢爛な社殿群が並びます。
まさに圧巻の極み。


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美しい重文「五重塔」です。高さは36mもあります。
1650年に初代若狭小浜藩主の酒井忠勝によって奉納され、その後火災に遭うものの、現在の塔は1818年に再建されました。
塔の一層目には、名工 後藤正秀が手がけた十二支の彫刻が施されています。
卯の彫刻は二代目将軍秀忠公を、辰の彫刻は辰年生まれだった家光を、そして寅の彫刻は寅年寅の刻に生まれた家康をあらわすのだそうです。
塔を貫く心柱は事例の少ない懸垂式で、礎石から浮いています。
年月が経って塔身が縮んだ際にも、心柱が五重の屋根を突き抜けてしまわないよう、江戸時代に考え出された工法とのことですが、とても考えられていますね。
昔の技術はすごい。


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重文「表門(おもてもん)」
東照宮の最初の門で、左右に仁王像が安置されていることから仁王門とも呼ばれています。
獅子や猿などの霊獣の彫刻が82体あります。圧巻ですね。


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表門を入ったところにあるのは重文「三神庫(さんじんこ)」です。
上神庫・中神庫・下神庫を総称して三神庫というそうです。
春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束類、道具がこの中には収められています。神様の大切な倉庫ですね。


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上神庫の側面には「想像の象」と呼ばれる大きな象の彫刻があります。
狩野探幽(かのうたんゆう)が想像だけで下絵を描いたことからこの名前がつきました。
耳や尻尾が微妙に違いますが、当時見たこともないものをここまで想像で描くのはすごいですね。なんだか神獣っぽくなっているのがかわいいです。


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本当に彫刻が立派ですね。
ひとつひとつ見ているだけでため息が出てしまいます。


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重文「神厩舎・三猿(しんきゅうしゃ・さんざる)」。
神厩舎はご神馬をつなぐ厩(うまや)のことです。ここに猿の人生のストーリーを描いている彫刻が8面16匹飾られています。


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なぜ猿の彫刻があるかというと、陰陽五行思想では、猿が馬を守るとされているからだそうで、特にこの「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻がとても有名ですね。
これは幼いうちは悪いことを「見たり、言ったり、聞いたり」しないでまっすぐに育つようにとのことです。なるほどです。


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猿のかわいいお守りも。


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重文「唐銅鳥居(からどうとりい)」
本殿、陽明門をつなぐパワースポットでもあります。
1636年に家光公によって建てられました。日本で最初の青銅の鳥居だそうです。


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国宝「陽明門(ようめいもん)」
いつまで見ていても見飽きず、日が暮れるのも忘れてしまうところから「日暮の門」という別名も持っています。荘厳な門には霊獣、動物、聖人賢人など実に500もの彫刻が彫り込まれています。
確かにこれだけでも、素晴らしい芸術品ですね。


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偉い人なのでしょうが、何かとぼけた表情がかわいい。


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国宝「唐門(からもん)」。
とても荘厳なこの門は全体が胡粉(ごふん)で白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など細かい彫刻がたくさん施されています。
江戸時代には特定の幕臣や大名だけが通ることができたそうです。
現在では通常は閉ざされていて正月や特別な大祭のみ開放されています。
このときはちょうど修理中で中が見えるようになっていました。


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日光東照宮の御朱印です。
何度来ても日光東照宮には圧倒されてしまいます。

次回は「日光その2」です。
お楽しみに。




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原稿提供元アカデメイア
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