恋愛の神様DX

結婚したいとは思っていても、なかなか運命の人と出会えない。
出会いがあって交際を始めたとしても、長続きせずに終わってしまう……。
こんなことを繰り返しているうちに、どんどん年齢だけが上がっていき、結婚のチャンスをつかめぬままに終わってしまうのではないか!? といった危機感を感じている人もいるでしょう。
相手を運命の人と思えない、あるいは関係が長続きしない原因として、「トキメキ不足」が理由になることが多いと思います。
今回は、そんなトキメキについて考えてみたいと思います。


≪結婚と恋愛≫
結婚は婚姻届けを出すだけのものでなく、パートナーと生活を共にすることです。
お財布事情を共有し、どちらかがケガや病気で倒れたり、犯罪に加担してしまった時も、その被害のとばっちりを受けます。
連帯責任を負うようなイメージです。
恋愛にはこうした問題がなく、会いたい時に会って楽しむだけで成り立ってしまいます。
恋愛関係には責任がないのです。

≪トキメキは続かないもの≫
人を好きになると、切ない気持ちになったりドキドキするのを感じたり、これこそが恋のトキメキなのだろうと思うかもしれません。
確かにそれは恋愛の側面の1つでしょう。
けれど、トキメキはどんなに激しいものであっても、そう長くは続きません。
美容室で強めにかけたパーマと、弱めにかけたパーマの持ち具合が同じであるように、強いトキメキも弱いトキメキも、継続する期間はそんなに変わらないでしょう。

≪トキメキを追い過ぎると結婚が遠のく≫
継続できないトキメキは、すぐに冷めます。
それと同時に、相手のことが色あせて見えてしまうかもしれません。
けれど、ここで恋心が消えたと思い、次のトキメキを求め、新しいパートナーを探してしまうと、関係は成熟しないまま終わるでしょう。
トキメキというただのドキドキ感に酔いしれることは、薬でトラップしているようなもの。
一瞬のオーガズムを欲しているようなものです。
それを求め続けている限り、関係は続かず、結婚に到達することもないでしょう。

≪トキメキが消える時が運命の分かれ道≫
長くは続かないトキメキが消えたあとでも末永く一緒にいる恋人や夫婦は、相手への気持ちをあきらめてしまった人たちなのでしょうか? そんなことはありません。
トキメキはトキメキで味わいながら、その旬が過ぎ去るまでの間に、相手の人としての魅力を見いだして、かけがえのなさを理解するのです。
浮かれていては気付くことのできない相手の繊細さや、さりげない優しさ、弱さなどを知り、お互いにフォローし合う関係を築くことで、長い交際や結婚関係を継続していくのです。
トキメキを感じているだけでは分かり合えないところに目を向けることで、発見の毎日を過ごしていれば、2人の関係の鮮度と充実を保つことができるでしょう。

≪トキメキを超えたあと≫
2人の日常で見つかる小さな発見の中には、イライラしたり、頭にくることもあります。
それは、本当にささいなことで、少し落ち着いてから考えてみると怒るほどのことではなかった…ということも多いはずです。
けれど、解決したほうがいいこともあります。
そのためには、相手が気付いてくれるのを待つのではなく、どうしてそうなのかを考えて、納得するまで話し合うことが必要です。
相手を理解することも相手から理解されることもあきらめず、お互いに歩み寄る努力を繰り返すことで、困難を乗り越えた2人だけの関係を築けるでしょう。
どのカップルも、2人の中に訪れる小さな浮き沈みという波乱を超えて、関係を続けるための努力を続けてきたはず。
何のトラブルもなくベストな関係にすんなり納まることはないでしょう。
人はそれぞれ別々の存在なので、自分にとっての当たり前が相手に通用すると思い込むことが間違いなのです。

「トキメキ=ステキなもの」で、それがなくては恋とは呼べないという風潮が世の中に蔓延しています。
けれど本当は、トキメキを超えることこそが、恋から結婚へとつなげるための第一の課題です。
トキメキがない状態は、その先に進めるかどうかを試すためのふるいのようなもの。
そこで振り落とされている限り、本物の関係を結ぶことはできないでしょう。
その人がいわゆる「運命の人」かどうかは、トキメキを超えた先まで進まなければ分かりません。
トキメキを超えたところでお互いに努力ができるかを見極めて、ベストパートナーと結ばれてくださいね!



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原稿提供元アカデメイア
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