心をつかむ自己紹介……初対面でも話しかけやすくなる!

吉井 奈々
吉井 奈々

心をつかむ自己紹介をするための4つのコツって?

心をつかむ自己紹介

自己紹介は苦手という人にこそ知ってほしいコツがあります

転職や会食、仕事の顔合わせ、合コンなどなど、季節に関わらず、初めての場所で必ずついて回るのが「自己紹介」です。堅すぎてもオモシロ味がなくて印象に残らないし、いきなりフザけてアウェーの場で滑るのも怖い……。

そんなとき、たった4つのポイントを意識するだけで、相手の心を掴むことができます。

今回は、「これだけ意識しておけば大丈夫!」な相手の心を掴む自己紹介の方法をお伝えします!
  

1.名前はゆっくりハッキリ、ニックネームも添えて

まずは、基本の「自分の名前」ですが、自分が思っているよりもかなり「ゆっくりハッキリ」を意識するのがポイントです。

みなさん、自分の名前は生まれてからずっと聞き慣れているので、「みんなも聞き取れているだろう」とサラッと早口で流してしまうことが多いんです。

でも、「ヨシイナナです」と言っていても相手には、「イシーララデス??」という風に間違って聞こえてしまっていた……なんてことが多いんです。まずは、誰でも聞き取れるように、名字と名前を区切って、ゆっくり、ハッキリと言うように心がけてくださいね。

また、名前だけでは相手は「あなたのことを何て呼べばいいんだろう」と少し迷ってしまう可能性があります。ぜひ、名前とあわせて、「まわりからは、ナナちゃん、と呼ばれています!」という一言を添えてください。

そうすると、あなたの自己紹介を聞いた人は印象に残りますし、「ナナさんと呼べばいいんだな」と思えば、声をかけやすい状況になりますよね。名前だけではなく、ニックネームも伝えるようにしましょうね。

あとは、名前の似ている有名人や著名人を挙げるのも名前を覚えてもらうコツですよ。「アスリートの○○選手と同じ名前ですが、運動は苦手です!(笑)」などのように冗談を交えても良いかもしれません。
 

2.仕事や出身地は、共通点を探してもらうためのヒント

「私も○○県出身だよ、よろしくね!」

「私も○○県出身だよ、よろしくね!」 自己紹介のあとに、話しかけやすくなるのが利点です。

次に、定番ですが、自分の仕事と出身地を伝えましょう。
ただし、伝えればいいのではなく、なぜこの情報を自己紹介として伝えるのかを知ることで、意識が変わってきます。

「仕事の話」というと、自分の仕事内容の詳細、職歴や経歴、熱意などを長々と語ってしまう人が多いのですが、それ、自己紹介の段階では、まだブレーキをかけておきましょう。初対面の相手に自分の魅力や能力を伝えたい気持ちはわかりますが、仕事の話は軽く、さらっとで十なの分です。

なぜなら、「あなたがどれだけ頑張っているのか」を伝えることが目的ではなく、自己紹介を聞いている人に、「あなたとの共通点となり得る情報を伝えている」からです。

人は共通点があると、心を開きやすくなります。
同じ理由で、出身地や出身校、住んでいる場所、よく遊びに行く街など、共通点を添えるのもオススメです。

会話のキャッチボールが上手くできない人ほど、自分の話をするときに、つい深い部分の話を伝えたくなってしまうところがあります。

でも、実際受け取る側としては、知り合って間もないのに急に深い話をされてもなかなか受け取りづらいですよね。本当に伝えたいことがあるとしても、まずは相手が受け取りやすい情報から入るようにしましょう。
 

3.「今この瞬間」の話を入れて臨場感を出す

ここからは、少しだけ上級者向けのテクニックになります。
自己紹介に、今この瞬間のことを入れてみましょう。

例えば、前の人の自己紹介についてひとこと触れてみるのもいいでしょう。「さきほど、◯◯さんはビールが好きと言っていたのですが、私もビールが大好きなんです」という風に。

または、会場が自分と縁があれば、「私の前職は◯◯なんですが、昔この会場で◯◯したこともありました」などの情報をいれてみましょう。

もしくは、「今日はキレイな方ばかりで、ちょっと緊張しています(笑)」というふうに、聴衆やメンバーについて触れたり、自分の心境を入れるだけでもオッケーです。これができると、関心を集められる、臨場感ある自己紹介になりますよ。
 

4.他人の自己紹介は、しっかり聞く

うんうん! へ~!undefinedと相づちを打つだけで第一印象アップ

うんうん! へ~! と相づちを打つだけで第一印象アップ

前項の「今この瞬間のことを入れる」にもつながるのですが、他の人の自己紹介をしっかりと聞くことも自己紹介において重要なポイントです。

自分と同じく、まわりの人たちだって、「自分の自己紹介がつまらなかったり、滑ったらどうしよう」と緊張しているはずです。

それなのに、自分の自己紹介の番までは自分の話す内容ばかり考えていてまったく話を聞いていない。または、自分の番が終わったら、「はぁ~、終わった!」と気を抜いて、他人の話はそっちのけ。「あと5人か、ヒマだな~」なんてスマホをさわるなんてもってのほか!

カラオケを例に考えてみてください。
Aさんは、歌が上手いけれど、自分が次の曲探しに夢中で、あなたの歌は全く聞いてくれない。
Bさんは、ちょっぴり音を外すこともあるけれど、あなたが歌っている時に笑顔で手拍子などをしてくれて、「この歌、いいよね!」と声をかけてくれる。
どちらの相手と、また一緒に行きたいと思いますか?

自己紹介の場も同じです。1番大切なのは相手の自己紹介をちゃんと受け取ること!

他人の自己紹介に対して、「うんうん」とうなずいたり、笑顔で相づちをうつなどして、しっかり聞くようにしましょう。そこで、自分との共通点を見つけることが、魅力的な会話につながっていくのです。どんなときも、今目の前にいる人に興味を持つことを忘れないようにしてくださいね。


自己紹介は、「自分の魅力と想いを伝える、最高のスピーチ」を求められる場ではありません。あくまで「その場にいる方と、上手に繋がるきっかけ」です。

恋愛でも仕事でも、「この人と、また会いたいな」と思ってもらえることがゴールであり、コミュニケーションのスタートですよ。

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