迷惑かけてない? プールマナーを知っておこう

上野 緑子
上野 緑子
プールの季節が始まりました。プールを予定していた日に雨が降って入れなくなったら、子ども達は大騒ぎするほどプールが大好き。そんな楽しいプールですが、みんなで気持ち良く、安全に使用するためには、守らなければならないマナーがたくさんあります。皆さんは守られているでしょうか。

プールに入る前に、衛生面で気を付けることは

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プールの水質はみんなの努力で守られます

●必ずシャワーを浴びましょう

子どもなら、食べかすがついていることもあるでしょうし、泥がついてるかもしれません。目に見えなくても、菌もあるでしょう。ですから、必ずシャワーを浴びましょう。

最近のプールではしっかりと水質管理ができていますが、一人ひとりのマナー向上で、もっと水質が良くなり、気持ち良くプールを楽しむ事が出来ます。トイレの使用後も、必ずシャワーを浴びましょう。

●水着、水泳帽を必ず着用しましょう
Tシャツなど着用のまま入水することは不衛生です。また、髪の毛が水中に落ちないように、帽子もかぶりましょう。サンダルも履いたまま入水しないように。プールサイドのみサンダルOKのところもありますので、施設の規約に従うように。

●オムツの取れてない子どもは遊泳用オムツを着用しましょう
オムツの取れていない子どもは、入水禁止の施設もあるようですが、OKのところでも、必ず遊泳用オムツを着用しましょう。このタイプのオムツの認知度は低いので、誤解を受けないように、オムツの上から必ず水着を着用の上、入水するようにしましょう。

●化粧、整髪料、日焼け止め、サンオイルなどをよく洗い流しましょう
化粧・整髪料などはプール水質悪化の原因になります。「顔を水に付けないから、メイクを落とさなくてもいいでしょ」と言う人もいますが、プール内で顔に水がかかるだけでも、水が汚れてしまいます。

衛生面の観点からしてはいけないことは

●たんや鼻水等をプールの中に捨てない
当然のことですが、鼻水などの処理に気を配りましょう。

●プール内、更衣室などでの食事・喫煙はしない
基本的にプールサイドや更衣室では食事・喫煙は禁止のところが多いようですが、指定区域内ではOKのところもあるようです。施設の規則に従いましょう。常識的なことですが、ゴミは必ず各自で持ち帰るようにしましょう。

水分補給のため、飲み物のみ持ち込み可能なところもありますが、飲みものがこぼれないように、蓋付きのものにしましょう。

プールに入る前に、安全面で気を付けることは

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子どもの大好きなプール。でも、危険もいっぱいです

●伸びている爪を切りましょう

水中では皮膚がやわらかくなっているため、爪が伸びていると、軽く接触しただけでも怪我をさせる危険性があります。伸びている爪は切りましょう。

●準備体操をしましょう

どんなスポーツでも同様ですが、必ず準備体操をしましょう。筋肉や心肺機能を活発にし、今から水に入るんだと、自分自身の体に言い聞かせることも大切です。準備体操をせず、急に冷たい水に入ることはとても危険です。

●時計・ネックレスなどのアクセサリーは外しましょう
前述したように、プールに入った皮膚はやわらかくなっており、切れやすい状態です。時計やアクセサリーが凶器になる場合もあるので、必ず外しましょう。

メガネも接触事故でレンズが割れる可能性があるので、メガネを付けたまま顔を水に付けたり、泳いだりしてはいけません。

ただし、子どもの保護責任を果たすため、プールサイドまで使用できるところもあります。その際は、落下防止グッズ(眼鏡バンドなど)を付けましょう。

●保護者の手の届く範囲で
子どもがつま先立ちをしないで水面より肩の出ない深さのプールでは、必ず保護者の手の届く範囲で利用するようにしましょう。また、その際、保護者一人に対し、子どもは2名まででしょう。常に保護者の視界に入る範囲で遊ばせましょう。

安全面の観点からしてはいけないこと

●プールサイドは走らない
水着1枚しか着ていない上に、皮膚も水につかっているため、やわらかくなっており、怪我をしやすい状態になっています。また、足の裏がぬれて、滑りやすくなっています。走って、他の人にぶつかったり、滑ってこけたりすることはたいへん危険ですので、プールサイドでは走らないように。

●飛び込みはしない

下手に飛び込むと、プールの底で頭を強打し、大きな事故になる可能性もあります。ですから、親が子どもを水中に投げ入れる遊びも危険です。また、自分が危険なだけでなく、他人に怪我を負わせる場合もあります。潜水、逆立ちも危険です。

●スライダーの途中でわざと止まらない
スライダーはかなりの勢いがついているので、次にすべってきた人とぶつかると、大変危険です。

コースロープには、ぶら下がらない
コースロープにぶら下がることで、ロープが外れて、思いがけず、深く沈んでしまうこともあるでしょうし、ぶら下がった手をはなすことで、勢いよく、上に跳ね上がり、近くにいた人の体にあたってしまうことも考えられます。

気流装置(吐水口、排水口、吸水口)の前で遊ばない
軽い気持ちでやったことが、大きな事故につながる可能性があり、大変危険です。

●シャワーで、石けん、シャンプー、リンスなどは使用しない
滑る危険があるので使ってはいけません。

●入水後、ぬれたまま、更衣室に入らない

更衣室がぬれていると滑って危険です。

●傷口があるときは入らない

切り傷のある状態で水の中に入ると、皮膚がふやけた状態になっているので大出血する可能性があります。怪我のある時は、入らないようにしましょう。

他人の迷惑になるので、してはいけないこと

●感染症にかかっている人は入らない
感染症にかかっている本人も悪化する危険もありますが、その病気を他人にうつす可能性もあるので、絶対に入らないようにしましょう。

●大型遊具や水鉄砲など突起物のある遊具は使用しない
大きな浮き輪やボールや水かき、足ひれなどは気付かないうちに、他人にあたってしまうこともあり、危険です。また、大きなボートなどは、水中が確認しにくく、監視の妨げになります。

●無断でカメラ・ビデオなどの撮影はしない

プールは混み合っている場合が多いので、自分の子どもの写真を撮ろうと思っても、他の人も画面に入っていまうことが多々あり、プライバシー保護の観点から撮影禁止のところも多いようです。ただし、撮影許可申請をすれば、撮影できるところもあるようですが、水中での撮影はトラブルの原因になりかねないので、撮影は控えましょう。

※2ケ月以降から月額418円(税込)

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