プール後の洗眼は逆効果?正しい感染予防法
洗眼が本当に必要なのはどんな時?
目に薬品が飛び込んだ時は洗眼が必要です! |
一般家庭に洗眼用の水道はないでしょうが、キッチンやトイレの洗剤、ヘアカラーなどが目に入ってしまった時には、十分な洗眼が必要です。シャワーの水の量を少なく出して使えば、家庭でも簡単に水道水で洗眼ができます。この場合は必ず洗眼後に眼科に行って損傷の程度を確認する事をお薦めします。
プールでの洗眼は不要!?
涙には目を保護する作用だけでなくて抗菌作用もあるんです。 |
涙は目から鼻に流れます。抗菌成分の蛋白質を有効にリサイクルして使っている事になります。ですので、実は学校などで習慣的に実施されているプールでの洗眼は、粘膜保護作用と抗菌作用を持つ涙を落としていることになるのです。
報告されている少数を対象とした実験によると、塩素を含む水道水を用いた洗眼は角膜を傷つける可能性があります。プールでの洗眼は不要と考えるべきでしょう。
泳ぐ時はゴーグルを使おう!
水着と一緒にゴーグルも忘れずに! |
一般の人もプールで泳ぐ時はゴーグルをお薦めします。眼鏡を使用して眼鏡を外す人、コンタクトレンズを使用していて泳ぐ時にレンズを外す人は度付きのゴーグルを使いましょう。ただし乱視は矯正できませんので、水から上がって字を読む時は眼鏡が必要です。
洗眼よりも手洗いが重要!
アカントアメーバは角膜炎の原因! |
プール後にコンタクトレンズを装着する前に手を洗いましょう。手にアメーバが付いた状態で装着する可能性があるからです。プール後は洗眼よりも、手洗いをしっかりしましょう。プールに備え付けの石鹸も汚染されている可能性が高いので石鹸は使用せずに水洗いで15秒から30秒程度洗いましょう。プール後には、コンタクトレンズ及び容器の消毒をきっちりとしましよう。
涙成分の目薬を薦めます!
涙成分に近い目薬を使いましょう! |