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予算3万円台!自分だけの理想スーツに近づく

倉野 路凡
倉野 路凡

自分仕様の一着を求めるならオーダースーツ


身体へのフィット感やトレンドを意識したデザインに仕立てられるのは言わずもがな、比較的リーズナブルな価格でスーツに求めるさまざまなリクエストに応えてくれるオーダースーツは、とにかく「良いことづくめ」。

ここで紹介するブランドは、予算3万円台(税別)からオーダーできるため、オーダースーツ未体験の読者は、この機会にぜひ店舗に足を運んでみてほしい。

自分だけの理想スーツに近づく。テーラーと作る個性派の一着



セレクトショップとして人気の「UNIVERSAL LANGUAGE(ユニバーサルランゲージ)」が、展開するカスタムオーダーブランドが「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S(ユニバーサルランゲージ メジャーズ)」である。

「洋服の青山」でお馴染みの青山商事が母体で、2000年に「THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)」、2004年に「UNIVERSAL LANGUAGE」とブランドを立ち上げてきたが、満を持して2016年カスタムオーダーブランドを立ち上げた。各ブランドで培ったノウハウを結集させた「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S」のオーダーメイドスーツを取材した。

自由な発想で、自分だけのスーツを仕立てたい



オーダースーツというと、オプションで価格が高くなりそうで予算が組めない。どんな生地を選んでいいのか不安など、どうしても初心者には敷居が高くなり、気軽に足を運ぶことが難しい。「もっと気軽にオーダースーツ(カスタムオーダースーツ)を楽しんでほしい」という思いからスタートしたのが、「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S」だ。

随所に工夫が見られ、たとえばお台場仕立てやAMFステッチ、胸ポケットのバルカポケット仕様、本水牛ボタンまたは本ナットボタン、袖口の本開きなど、他ブランドではオプション価格になってしまいそうな本格的なディテールも同ブランドでは「クラシックディテールパック」として標準装備になっているのだ。

ナポリ仕立てに多く見られるマニカカミーチャやブレザーのメタルボタン、夏向きの超軽量仕立てといった特別な仕上げも有料で用意している。ただし、一般の人なら十分に満足できる標準装備だ。


カスタムオーダースーツの価格は生地によって異なってくるが、国内メーカーのハイクオリティなウール100%生地でも3万9000円(税別)でオーダーできる。あれこれとオプションを追加してしまい、合計金額が5~6万円になるという心配はないのである。

「クラシカルなディテールを有料オプションにするのではなく、標準装備しクオリティを重視しました。また、オーダー価格の分かりやすさだけでなく、完成したスーツをイメージしやすくするために、多くのサイズ見本を用意しています」

とマネージャーの笠原隆史さん。スーツの基本的な型はナポリ、ミラノ、モード、ブリティッシュ、ベーシックの5型を用意。このベースとなる5型にダブルブレストやピークドラペルのデザインが加わり、合計11種類のデザインがある。

さらに、1型に対して28種類のサイズ(Y、A、AB、BE体。3号~9号寸)のゲージ(試着用のスーツ)を用意、店内の棚にはズラリとゲージが吊るされているのだ。ここまでゲージのサイズを揃えているテーラーは少ないだろう。


スーツの出来上がりを可視化する360°シミュレーション


なぜゲージのサイズが多いと良いのか?を説明する前に、簡単にカスタムオーダーの手順を説明しておこう。

まず、来店者は専門のスタイリストとカウンセリングを行う。どんなスーツにしていくのか、好みや予算などを話し合いながら、生地や型(モデル)を選んでいくのだ。

次に鏡の前に立ってもらいメジャーで採寸。数あるなかから最適なサイズのゲージを着てもらい、来店者の体型の癖を補正していく。余分な生地をピンで留めていきスーツを体型にフィットさせていくのである。その際に体型補正する箇所や詰める量、出す量が多いとスーツのバランスが崩れてしまう恐れがある。

「28種類ものゲージサイズを持っている理由は、パタンナーが考える美しいスーツのバランスをできるだけ崩さないようにするためです。お客さまに相性の良い見本服を着ていただき、微調整に留めることで、スタイリストはもちろん、お客さまが完成したスーツをイメージしやすいように配慮しています」

また、カウンセリングの段階で「バーチャルフィッティングアバターシステム」を使って、事前に完成するスーツをシミュレーションすることもできる。これは来店者をタブレットで360°撮影すると画面上に自分の姿が現れる。

着せ替え人形のように気に入った生地を何度もコーディネートできる便利なシステムなのだ。アナログとデジタルの両方向から来店者のストレスをなくしているのだ。

表から見えないスーツの骨格でもある芯地は「フルキャンバス」と「ハーフキャンバス」の2種類を用意


「フルキャンバスの工場は手縫いの工程が多く、1週間で50着程度の生産。60人ほどの職人が要所手縫いとアイロンワークで仕立てています」

「Loro Piana(ロロ・ピアーナ)」や「Ermenegildo Zegna(エルメネジルドゼニア)」などの高級服地のスーツもこちらの工場で縫っている。

各ブランドで培った名うてのテーラーたち


スタッフたちは定期的に採寸技術の研修を受けているので、安心して任せられる。しかも彼らは「THE SUIT COMPANY」や「UNIVERSAL LANGUAGE」でスーツの接客をしてきた経験者ばかり。

そんなプロフェッショナルなスタッフがカスタムオーダーの担当になっているのは有り難い。彼らはスーツに関する経験値がとにかく豊富なのだ。来店者を一目見れば体型に合うゲージを素早く見つけるのは当たり前のこと。既製スーツのフィッティングで培ってきた能力が間違いなくカスタムオーダーでも生かされているのである。

お勧めの生地はイタリアの「CANONICO(カノニコ)」。常時300色ほどストックしている。同店の母体となっている青山商事が昔から「CANONICO」と取引があるためリーズナブルな価格で提供できるのだ。「CANONICO」の生地でスーツを作った際の中心価格帯が5万6000円だ。かなりお手頃な価格である。


「UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE'S」の着こなし


マネージャーの笠原隆史さんが着用されているモデルはナポリで、ダブルブレステッドモデル。このナポリは来店者の6割が注文するという人気モデル。生地は「Loro Piana」のジランダー。肩パッドはなし。

「UNIVERSAL LANGUAGE」で肩パッドなしの既製品を縫い慣れている工場だからこそ、美しいショルダーラインが可能なのだ。首にかけて沿うように登っていくラインも特徴的。日本人に多い前肩仕様に加え、座っても襟が抜けない仕様など、ハンドメイドならではの殺し襟になっている。

クラシックディテールパックに標準装備されている本切羽仕様。オーダースーツと一目で分かるようにシェル鉛を使用し、涼しげに演出


こちらもトレンドのベルトレス仕様かつワンプリーツ。最近既製品ではなかなか見られないインタックを採用し、クラシカルな印象


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