年賀状の場合は、「新年を喜び祝う」ものであるため、喪中の方、また喪中の方にも年賀状を出しません。一方、暑中見舞い・残暑見舞いは、寒中見舞いと同様「季節のお見舞」であるため、喪中であっても出してもよいという考え方が一般的です。とはいえ、文面や絵柄や、出す時期を四十九日以後にするなどの配慮は必要です。
「暑中見舞い」と「残暑見舞い」はどう違うのでしょうか。「暑中」とは真夏の暑い時期、とくに夏の土用を指します。夏の土用とは、立秋前、7月20日頃から8月8日頃までの約18日間の時期のことをいいます。「残暑」とは、立秋から秋分までに残る暑さ、8月8日頃から9月8日頃までの時期のことをいいます。なお、立秋はその年によって異なります。