毎年話題作が公開される年末年始だが、今年も昨年に続けてスターウォーズ続編ほか、映画館で観たい作品が目白押し！数ある注目作品のなかなか、クランクイン！編集部がタイプごとにおすすめ作品をご紹介します。
グッズやイベントなど、すでに盛り上がっている『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』を筆頭に、ジョニー・デップやペネロペ・クルス、ジュディ・デンチなど、豪華キャストが揃った、アガサ・クリスティー原作の『オリエント急行殺人事件』、スパイ映画の復活として大絶賛された2014年の映画の続編『キングスマン ゴールデン・サークル』と、どの作品にも共通して言えるのが、アクション、スケール感、演技など、見どころたっぷりだという点。また、大人こそ楽しめるというのも大きなポイントだ。『スター・ウォーズ』は全シリーズを見ていないと、キャラクターの背景等、話が繋がりにくいぶん、ちょっとハードルは高くなるかもしれないが、往年のファンなら心配ゼロ。アガサ・クリスティーの名前も、大人には馴染み深く、英国紳士のファッションや物言いなどは、大人ゆえに響くだろう。どれをとっても面白い、この冬の超大作。せっかくなら、大画面がピッタリの3作品とも、ぜひ映画館で！
キャスト：デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー 劇場情報
見どころポイント
10年ぶりの新作として、世界的に大ヒットした『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の続編。伝説と化したジェダイの騎士、ルーク・スカイウォーカーを探し出したレイの新たな物語を描く。ルークと出会ったレイが知ることになる驚くべき真実とは? なぜカイロ・レンはダース・ベイダーを受け継ごうとするのか。秘密が明かされたとき、新たな謎が生まれる! マーク・ハミルやキャリー・フィッシャーなど、おなじみのキャストも出演し、スター・ウォーズ祭りを盛り上げる。
(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
キャスト：ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ウィレム・デフォー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス 劇場情報
見どころポイント
小説の発行部数は全世界で20億冊以上と、“世界で一番売れた作家”にギネスブックが認定したミステリーの女王、アガサ・クリスティーの代表作を『シンデレラ』のケネス・ブラナーが実力派キャストを揃えて実写化。トルコ発の寝台列車オリエント急行で殺人事件が発生した。容疑者は乗客12人に車掌を合わせた13人。偶然乗り合わせていた名探偵ポワロが事件解決に挑む! 原作のエッセンスはもちろん、原作外のエピソードも盛り込み、見応えバッチリのエンターテイメントに。
(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation
キャスト：タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、チャニング・テイタム 劇場情報
見どころポイント
世界71ヶ国でNo.1を記録したイギリス発のスパイアクションの続編。世界的麻薬組織、ゴールデン・サークルの攻撃により壊滅した英スパイ機関“キングスマン”。残された2人、エグジーとメカ担当のマーリンは同盟関係にあるアメリカのスパイ機関に協力を求めるが、彼らは“ザ・アメリカン”なチームで…。英米の文化の違いも面白いが、ギミック満載のスパイ・ガジェット、ド派手なアクション、個性的すぎるキャラクターと、前作よりパワーアップし、見どころだらけに。
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
恋愛映画は数多く公開されているけれど、高校生が主役だったり、若者に人気のコミックが原作だったりと、いまいちノレなかった大人向けの恋愛映画が、この冬は目白押し！ まず、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズのスタッフが再集結した『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、ほぼ一目惚れで結婚した年の差夫婦の愛の物語を軸にしたファンタジー。そして、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、2007年に公開され、興収31.5億円のヒットとなった『余命1ヶ月の花嫁』のポテンシャルを有した感動作。佐藤健ファンも加味すれば、幅広い女性層から支持されそうだ。同じく実話を元にした『彼女が目覚めるその日まで』は、恋人だけでなく、家族愛も描きながら、原因不明の病への対応の難しさも描写する。邦画2作品よりは社会性も高いため、一番男性がグッとするタイプの作品かもしれない。いずれにせよ、恋愛映画が見たかった大人の皆さん、お待たせしました！のラインナップとなった。
キャスト：堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、中村玉緒 劇場情報
見どころポイント
シリーズ3部作で総興収112億円を突破した『ALWAYS 三丁目の夕日』チームが再集結! 山崎貴監督がVFXを駆使して、西岸良平の原作『鎌倉ものがたり』の世界を再現する。ミステリー作家、一色正和のもとに嫁いだ若妻の亜紀子は、魔物や幽霊、妖怪などと人間が仲良く暮らす鎌倉の街に驚いていた。だが、次第に溶け込んできたある日、亜希子に思いもかけない出来事が起こり…。ちょっとした役にすら豪華キャストを配した演技合戦も楽しいが、映像の素晴らしさも一見の価値あり！
(C)2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会
キャスト：佐藤健、土屋太鳳、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、古舘寛治、杉本哲太、薬師丸ひろ子 劇場情報
見どころポイント
YouTubeに投稿された1本の動画が話題となり、『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』のタイトルで書籍化もされた実話を、『アントキノイノチ』『64 ロクヨン』シリーズの瀬々敬久が実写化。結婚式の直前、意識不明となった麻衣は、いつ目が覚めるかわからない状態に。だが、尚志は彼女を待ち続け、数年後、意識を取り戻した麻衣には記憶障害が残っていた…。泣ける原作を、泣ける演出と演技で、涙腺崩壊となる感動作。脚本は『いま、会いにゆきます』の岡田恵和が担当。
(C)2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会
キャスト：クロエ・グレース・モレッツ、トーマス・マン、キャリー＝アン・モス、リチャード・アーミティッジ、タイラー・ペリー 劇場情報
見どころポイント
原因不明の難病に冒されたニューヨーク・ポスト紙の若手記者スザンナ・キャラハンの闘病記『脳に棲む魔物』を、シャーリーズ・セロン製作、クロエ・グレー・モレッツ主演で実写化した感動作。充実した日々を送っていたスザンナは、ある日突然、物忘れがひどくなり、幻覚や幻聴にも悩まされるように。だが、検査結果に異常はなかったと、医師たちはスザンナに精神科への転院を勧め…。発病から回復までの壮絶な日々をモレッツが熱演。家族愛にも涙する。
(C)2016 ON FIRE PRODUCTIONS INC.
大人が泣ける愛の物語がある一方、胸キュンポイントだけでなく、リアルな女子の姿に、思わず「うん、うん」と頷いてしまう共感ラブコメも揃った。旬な若手を集めた『リベンジgirl』では、桐谷美玲が美女だが性格ブスの女性を演じる。常に上から目線で高飛車な発言を繰り返す桐谷に、「いるわ?、こういう空気読めない女」と、納得する女性は多いことだろう。また、『伊藤くんA to E』では、恋愛に対して様々なスタンスを持つ5人の女性が登場。「これはあの子でしょ、これは私だわ…」なんて、照らし合わせながら見るのも楽しい。コミック的なキュン要素よりも、恋愛ってこういうものでしょ? といったリアルな姿を描ききった、この冬のラブコメ。劇場で大笑いが難しければ、心の中で大笑いし、ぜひスカッとしてもらいたい。
キャスト：桐谷美玲、鈴木伸之、清原翔、馬場ふみか、佐津川愛美 劇場情報
見どころポイント
『ヒロイン失格』の桐谷美玲が主演を務める恋愛コメディー。東大主席でミスキャンパスのグランプリに輝くほどの美女、宝石美輝。だが、とてつもなく性格が悪く、本人がその事実に気付いていないため、大失恋をしてしまう。まさかの状況にリベンジを誓った美輝は、女性初の総理大臣になろうと奮闘し始める。空気が読めず、イタイ女を桐谷が熱演。その堂々としたイタさぶりが、最後にどう変わるのか。必見! 監督は『覆面系ノイズ』の三木康一郎。
(C)2017『リベンジgirl』製作委員会
キャスト：岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、田口トモロヲ 劇場情報
見どころポイント
直木賞候補作となった柚木麻子の同名恋愛小説を『オオカミ少女と黒王子』の廣木隆一が、岡田将生と木村文乃のW主演で実写化。落ち目の脚本家・矢崎莉桜は、“伊藤”という男について悩むA～Ｄの4人の女性たちの恋愛相談を、新作脚本のネタにすることを思いつき、彼女たちへの取材を開始させた。そんな莉桜の前に現れた伊藤は、彼女が主宰するシナリオスクールの生徒だった！嫉妬や執着など、恋愛が絡むと、人はどこまで毒を吐けるのか。赤裸々すぎる感情が見もの。
(C)「伊藤くん A to E」製作委員会
子どもだけで映画館に行かせるのは心配だから…と、親も劇場へ付いていき、親だけ夢の中。この光景、上映中によく見かける、親子映画“あるある”の1つだ。しかし、この冬のファミリー映画は大人も楽しめるのでその心配はなし！ 劇場版第4弾となる『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』は、テレビシリーズの30年後の世界が舞台。主人公が変わるだけでなく、妖怪の姿も一変! さらに、『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターまでも登場し、なんと、鬼太郎の声が野沢雅子!! これは大人向け以外、何ものでもないだろう。また、今の40～50代が昔熱くなったテレビアニメ『マジンガーZ』も“アニキ”こと水木一郎の新録の歌声と共に復活。父と息子が巨大ロボットを語り合うにはいい機会だ。そして、ファミリー和ませ系の大本命が『パディントン2』。家族が気まずくなるシーンはなく、家族愛に満ちた作品だけに、鑑賞後は全員ほっこりしているはず! どれも三者三様の面白さがあるファミリー映画、子どもの希望を優先に、家族みんなで楽しもう！
キャスト：上白石萌音、千葉雄大、田村睦心、関智一 劇場情報
見どころポイント
『妖怪ウォッチ』の劇場版第4弾は30年後の世界を舞台に、主人公は天野ケータから、彼の娘ナツメへとバトンタッチ。数千年に一度、地球を覆う妖怪ウィルス“鬼まろ”が、人間の悪意に感染し、増殖を続けていた。いち早く異変に気付いたエンマ大王は、新たな妖怪ウォッチに選ばれた者を見つけ…。妖怪たちが超変化するのに加え、なんと今回は、幽霊族の生き残りである鬼太郎の能力を求め、ゲゲゲの森へGO! 目玉おやじにねずみ男、ねこ娘といったキャラクターが登場する。
(C)LEVEL-5／映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2017／(C)水木プロ・東映アニメーション
キャスト：森久保祥太郎、芽野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹、高木渉 劇場情報
見どころポイント
1972年～1974年に渡って放送され、大ヒットを記録した『マジンガーZ』を、アニメのラストから10年後という設定で映画化。かつて、マジンガーZを操り、悪の科学者Dr.ヘルが率いる地下帝国を壊滅させた兜甲児は、祖父や父と同じ科学者の道を歩んでいた。そんなある日、兜は富士山の地中で未知の生命反応に遭遇し…。劇場版にふさわしいド派手なアクション、重厚さを増したマジンガーZが魅力。もちろん、水木一郎によるお馴染みの主題歌も流れる。乞うご期待！
（C）永井豪／ダイナミック企画・MZ製作委員会
キャスト：ヒュー・グラント、ブレンダン・グリーソン、ヒュー・ボネビル、サリー・ホーキンス、ベン・ウィショー 劇場情報
見どころポイント
世界40ヶ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げる児童文学『パディントン』シリーズの映画化第2弾。ペルーのジャングルからイギリスのロンドンへとやって来た小さな熊のパディントンは、ブラウンさん一家と幸せに暮らしていた。そんなある日、人生初のアルバイトに精を出していたパディントンは、泥棒と間違われて逮捕されてしまう! どんな場所でも和ませてしまう、可愛すぎるパディントンは、今回も健在。もちろん、ブラウン一家とのシーンでは、心がほっこりする。
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