V6森田剛、“ヌードモデル”宮沢りえから迫られる


【森田剛・宮沢りえ/モデルプレス】V6の森田剛が、脚本・唐十郎氏、演出・蜷川幸雄氏による舞台「ビニールの城」(8月上演、東京・Bunkamuraシアターコクーン)で主演をつとめることが、わかった。共演には女優の宮沢りえ、俳優の荒川良々ら多彩な俳優陣が集結する。
V6森田剛、“ヌードモデル”宮沢りえから迫られる/写真左から:宮沢りえ、荒川良々
V6森田剛、“ヌードモデル”宮沢りえから迫られる/写真左から:宮沢りえ、荒川良々
◆3年ぶり3度目の蜷川作品 腹話術師に

森田が演じるのは、生身の人間と向き合うことができない腹話術師・朝顔役。宮沢は“ビニ本”を飾るヌードモデル・モモ役で、朝顔に人形など忘れて、自分の想いを受け止めて欲しいと迫る役どころとなる。

3年ぶり3度目の蜷川作品出演となる森田は、「今回の舞台出演が決まり、また蜷川さんとご一緒にお仕事ができることをとても幸せに感じています」と喜び、「全力で挑みたい」と意気込みを語った。

唐×蜷川作品に多数出演してきた宮沢は「唐戯曲に飛び込むという事は、私がいつも鍵をかけ、誰にも秘密にしている心の、あそこの扉をこじ開けること」と表現し、「最高の喜びで、この上ない恐怖で、無限の価値がある」とコメント。「惜しみなく挑もうと思います」と気合いを滲ませている。(modelpress編集部)

■あらすじ
腹話術師の【朝顔(森田)】は、8ヵ月前に別れた相棒の人形:夕顔を探し続けている。神谷バーでデンキブランをひっかけていると、かつて朝顔と夕顔の暮すアパートの隣室に住んでいた、と話す女【モモ(宮沢)】と出会う。人形など忘れて、自分の想いを受け止めて欲しいと迫るが、生身の人間と向き合うことができない朝顔はつれない反応。モモへの愛故に旦那を演じる【夕一(荒川)】は、もはや人形である夕顔と自身を混同させている。そこで吐露される女の秘密―。モモは“ビニールの中の女”、アパートの一室に捨て置かれていた“ビニ本”を飾るヌードモデルだったのだ。そこに、朝顔の叔父と名乗る河合、捉えどころのない不気味な引田という奇妙な男たち、モモの妹、リカが絡む。水に沈められた人形を救出しようと巨大な水槽に潜る朝顔。しかし、探し続ける夕顔は、モモにおぶられていたのだ―。混乱を重ねる朝顔に、モモは必死に訴える。「助けて、ビニールの中で苦しいあたしを!」水の中からビニールの城が浮かび上がる。その中にいるのは、モモなのか…。

■森田剛コメント
今回の舞台出演が決まり、また蜷川さんとご一緒にお仕事ができることをとても幸せに感じています。蜷川さん演出のもと、素晴らしいキャストの皆さんと一緒に、この「ビニールの城」という舞台に全力で挑みたいと思います。

■宮沢りえコメント
唐戯曲に飛び込むという事は、私がいつも鍵をかけ、誰にも秘密にしている心の、あそこの扉をこじ開けることです。それは、最高の喜びで、この上ない恐怖で、無限の価値があるのです。ですから、惜しみなく挑もうと思います。

■荒川良々コメント
何から何まで初めての事である。脚本「唐十郎」 演出「蜷川幸雄」共演者に「森田剛」「宮沢りえ」……0か?100か!?やるか?やられるか!?「ビニールの城」乞うご期待!

■蜷川幸雄コメント
ぼくは唐さんの戯曲にさらわれた人間です。この「ビニールの城」も、豊かな詩的言語や時空を自在に超えるドラマツルギーに溢れている。そして、ぼくにとっての唐さんの戯曲の凄さ、下々の人間たちの寂しく美しい姿も。久々に一緒に仕事ができる森田くん、充実期を迎えますます輝くりえさん、その存在に注目をしていた荒川さんたち、才能豊かな俳優たちと共に、観客を遠くに連れ去りたいと思います。

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