芳根京子「べっぴんさん」後初NHKドラマ主演 町田啓太ら共演<Akiko's Piano>


【モデルプレス=2020/07/03】女優の芳根京子が、8月15日放送のNHK BSプレミアム・BS4Kドキュメンタリードラマ「Akiko's Piano」(午後6時~7時29分)で主演を務めることがわかった。

芳根京子(提供写真)
芳根京子(提供写真)
今作は、終戦75年の今年、広島に投下された原爆によって命を落とした、ある女性の物語に光をあてる。あの日、爆風を受けながら、奇跡的に焼け残ったピアノ。かつての持ち主は、河本明子さん19歳。どこにでもいるような、家族を愛し、音楽を愛した、ひとりの女性だった。

彼女をイメージしてつくられた曲「Akiko’s Piano」が、今年8月、広島で世界初演を迎える。演奏に用いられるのは、明子さんが実際に使っていた、被爆したピアノ。明子さんの在りし日の姿を、日記にもとづいてドキュメンタリーとドラマで描く。

河本明子さんのピアノ(C)NHK
河本明子さんのピアノ(C)NHK
主演は、「べっぴんさん」以来のNHKドラマ出演となる芳根。1台のピアノが奏でる音が、歴史に埋もれた名もなき女性の物語を浮かび上がらせる。

芳根の父役に田中哲司、母役に真飛聖、そして教師役に町田啓太らが出演する。

町田啓太(提供写真)
町田啓太(提供写真)
◆あらすじ

昭和15年。広島県三滝町に暮らす河本明子(芳根京子)は、父・源吉(田中哲司)、母・シヅ子(真飛聖)、そして弟2人と仲良く暮らしていた。明子のよろこびは、大好きなピアノを演奏すること。ある日、彼女の夢を応援してくれた教師の竹内(町田啓太)のもとにも、召集令状が届き…。

戦況が悪化していくにつれ、徐々に音楽から引き離されていく明子の生活。「勉強がしたい」、「もっとピアノを弾きたい」。そんな思いをよそに、勤労奉仕に駆り出される。

そして昭和20年8月6日の朝も、父の反対をおして、作業のために市の中心部へと向かっていったのだった。75年後の広島。被爆したピアノが、明子の思いを奏でる。(modelpress編集部)

■芳根京子コメント

台本の表紙に、明子さんにとって大切な大切なピアノとトマトの絵が描いてありました。私も幼い頃からピアノとトマトが大好きで、沢山の思い出があるものたちです。そんな運命を感じる明子さんの一生を、丁寧に繊細に生きます。精一杯頑張ります。

■田中哲司コメント

原爆を題材にした数々の作品の中で、今回の主人公はピアノです。被爆してもなお、懸命に生き残ったピアノと、倒れていった少女。そしてその時代を懸命に生きた人々の物語。僕たち、原爆を知らない世代にとって、それは想像の範囲でしかないのですが、至純の気持ちで取り組もうと思っています。

■真飛聖コメント

75年前に本当にあったピアノが大好きだった女の子とその家族の物語…今回出演させていただくことで、初めて知りました。主人公明子の純粋な心、淡い恋、家族の絆が繊細に描かれているドラマだと思います。広島の原爆の恐ろしさだけではなく、その時代を懸命に生きたそれぞれの人生に想いを馳せていただけたら嬉しいです。

■町田啓太コメント

河本明子さんの日記にも登場する先生をモチーフにした役を演じさせて頂くことになりました。この作品に参加することができ、気が引き締まる思いです。みなさんの心に届くように真心を持って作品づくりに挑戦したいと思います。

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