小芝風花、オスカー入り10年目で成長実感「ゆっくりだったけど確実に」<インタビュー>


【モデルプレス=2020/12/05】女優の小芝風花(こしば・ふうか/23)が2日、都内にて行われた「オスカープロモーション 2021年新春晴れ着お披露目」に出席。インタビューでは2020年を振り返り、主演を務めるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(毎週土曜よる11時~)への意気込みを語った。

小芝風花(提供写真)
小芝風花(提供写真)
◆小芝風花、艶やかな晴れ着姿披露

(下段写真左より)吉本実憂、高橋ひかる、小芝風花、本田紗来、本田望結(上段写真左より)宮本茉由、井頭愛海、井本彩花、尾碕真花(提供写真)
(下段写真左より)吉本実憂、高橋ひかる、小芝風花、本田紗来、本田望結(上段写真左より)宮本茉由、井頭愛海、井本彩花、尾碕真花(提供写真)
エンターテインメントの持つ力で、元気・癒し・夢・希望・活力を届けていくことを目指すオスカープロモーション。コロナ禍でも多くの人が一瞬でも明るく晴れやかに過ごせるようにという思いから、今回の晴れ着お披露目を実施した。

出席したのは、来年の活躍が期待される13歳~25歳の同事務所を代表する若手9名。日本古来の美しく艶やかでしっとりとした和の美である晴れ着姿を届け、迎える2021年をたくさんの人々と共に健やかに過ごせるようにと願いが込められた。

小芝は例年開催している「オスカープロモーション晴れ着撮影会」から数えると10年連続しての参加となる。

◆小芝風花、2020年は「色々考えるようになった」

― 2020年を振り返ってどんな1年でしたか?

小芝:新型コロナの影響で、お仕事が出来なくなったこともあり、お仕事のこと、自分のこと、周りの人たちのこと、今後のことなど色々考えるようになった年でした。お仕事が再開してからも、「こうやってスタッフ、キャストが集まってお仕事が出来るのも当たり前じゃないんだな」と実感しましたし、とてもありがたみを感じました。

― 今年1番嬉しかったことは?

小芝:小学生の頃から好きだった、甲斐よしひろさんから、実際に使われていたギターを頂いたことです。その後番組でもお会いでき、お話しできたこと、そして「安奈」の楽譜まで頂き、夢のようでした。

― 今年を漢字1文字に例えるなら?その理由もお願いします。

小芝:「考」という字です。冒頭でもお話しした通り、新型コロナの影響で、自身と向き合う時間が沢山あったので、今までよりも、色々なことを深く考えるようになった年でした。

― 今年のクリスマスをどんなふうに過ごしたい?

小芝:我が家のクリスマスは、毎年どこかに出かけるという訳ではないので、例年通り、美味しいものを食べながらのんびり過ごしたいです。

◆小芝風花、ステイホーム中の過ごし方は?

小芝風花(提供写真)
小芝風花(提供写真)
― ステイホーム期間をどんなふうに過ごしましたか?

小芝:甲斐さんに頂いたギターを弾いていました。あとは家族みんなで海外ドラマを見たりしていました。

― 自分のことで今年新たに気付いたり発見したことは何かありますか?

小芝:私は、休日に1日中家から出ないことも多々あり、インドアだと思っていたのですが、自粛期間で全く人と会えなくなった時に「私は仕事で外に出て色々な人と話せてるからこそ、おうちが好きなんだ。ずっとおうちは性に合っていないんだ」と気付きました(笑)。

― 寒くなるこの季節、恋しくなるのは?

小芝:湯たんぽですね。去年デビューしたばかりなのですが、もう手放せなくなり、今年も活躍してくれています。

― 今の自分のモットーは?

小芝:一つ一つのご縁を大切にすることです。

― 2021年の抱負や挑戦したいことなどは?

小芝:自分の意見をしっかり伝えられるようにしたいです。言われるままに動くのではなく、もっと意思を持って行動できるようになりたいです。

― 今日着ている晴れ着の感想をお願いします。

小芝:結構大人っぽいお着物を着させていただいて、ベースの色が黒字なんです。過去にも黒のお着物を1度着たことがあって、(当時は)ピンクの柄だったりとか、帯で可愛くしてくださっていたんですけど、今回、帯もシックなものを使っていただいていて、年齢に合った晴れ着でとても気に入っています。柄は桜が入っていて可憐さも残しつつすごく上品な晴れ着だなと思いました。

◆小芝風花、連ドラ主演への意気込み

(下段写真左より)吉本実憂、高橋ひかる、小芝風花、本田紗来、本田望結(上段写真左より)宮本茉由、井頭愛海、井本彩花、尾碕真花(提供写真)
(下段写真左より)吉本実憂、高橋ひかる、小芝風花、本田紗来、本田望結(上段写真左より)宮本茉由、井頭愛海、井本彩花、尾碕真花(提供写真)
― 2021年1月期ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」の主演が今から楽しみですが、意気込みを聞かせて下さい。

小芝:今年は新型コロナの影響で家にいる時間がすごく多くて、家族との距離感もニュースで報道され、様々な家族のエピソードなどが話題になっていたと思います。今回の作品も、一見平穏そうな家族なんですけど、実はバラバラだったっていうのが私の演じるモコミの行動によって明らかになっていく。でもそのバラバラだった家族がまたひとつになっていくというホームドラマであるので、共感していただける方もいらっしゃるかもしれないと思います。そして、すごく優しい作品になっているので、ちょっとあたたかい気持ちになっていただけたら嬉しいです。

私の演じるモコミは物の思いが分かる、言葉が分かる、ちょっと変わった感覚を持っている女の子で、私はずっと変わってる子だと周りから思われて、変な子だと思われているレッテルの中で生きてきたんですけど、そこから自分の殻を破って広い世界に飛び出していくので、今悩んでいる方だったり、一歩なかなか踏み出せない人にも、優しく背中を押せるような作品になるように頑張りたいなと思います。

― 今年のオスカープロモーションの晴れ着お披露目で10年連続の出席となりますが?

小芝:ありがとうございます。でもとにかくあっという間でした。最初は14歳で、本当に事務所に入って1ヶ月経たないくらいで参列させていただいたんです。その時は、先輩方に囲まれてすごく緊張していて、いつか先輩方のように存在感のある女優さんになりたいと思ってその場にいました。やっぱり隣に並んでいて凄かったんですよね、オーラが。

私も、こんなふうに憧れられる先輩になれるように頑張りたいな、って思いましたし、年々先輩方は「晴れ着お披露目」を卒業されていて、反対に後輩のみんなが参加するようになってきていて。皆からちゃんとあの時の先輩たちのように思ってもらえる存在にはまだまだ程遠いんですけど、ちょっとだけお姉さんになってきているので、もう少ししっかりしたいなぁとか、頼られる先輩になれるように成長していきたいなぁという思いが年々高くなっています。

― 2021年は年女になりますが?

小芝:丑年なので駆けづらいんですよね(笑)。ゆっくりの小幅かもしれないんですけど、着実に1歩ずつ、と思っています。これまでもゆっくりとした小幅で歩んできたのが結構繋がってきていて、「もう1回この子とお仕事をしたい」って同じ監督さんと2度3度ご一緒させていただける機会が少しずつですが増えてきて。この10年間ゆっくりだったけど、確実にちょっとずつは成長しているのかなって実感する部分があったので、年女で牛みたいにゆっくりなペースかもしれないですけど、自分のペースで今まで通り頑張っていきたいなと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)
◆小芝風花(こしば・ふうか)プロフィール

生年月日:1997年4月16日
出身地:大阪府

2011年、「ガールズオーディション2011」でグランプリを受賞。2014 年に映画「魔女の宅急便」の主演キキ役に大抜擢され一躍話題に。ブルーリボン新人賞や日本映画批評家大賞新人賞を受賞。2019年、「トクサツガガガ」(NHK総合)の主演で注目を集め、2020年、「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)でヒロイン、「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系)で主演を務めるなど、近年女優として著しい成長を見せている。2021年1月期のドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(テレビ朝日系)で主演を務める。

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