西野七瀬が語る「恋」、結婚は無理だろうと思うワケ&乃木坂46「10thバスラ」裏話も


【モデルプレス=2022/06/16】【映画「恋は光」(6月17日公開)モデルプレスインタビュー】

西野七瀬(28)にとって「恋」とは。そこから深掘りした恋愛観や結婚観について。さらに「恋する女性が光って視える」という映画主人公の設定にちなみ、彼女自身が“光る”ときや、“光りすぎた”乃木坂46バースデーライブ出演について語ってもらった。

西野七瀬が語る「恋」、結婚は無理だろうと思うワケ&乃木坂46「10thバスラ」裏話も(C)モデルプレス
西野七瀬が語る「恋」、結婚は無理だろうと思うワケ&乃木坂46「10thバスラ」裏話も(C)モデルプレス
◆西野七瀬が語る「恋」、結婚は無理だろうと思うワケも

西野七瀬(C)モデルプレス
西野七瀬(C)モデルプレス
― 映画「恋は光」は4人の大学生が「恋」の定義を巡って大論争をします。西野さんにとって「恋」とは。

西野:私はとてもシンプルです。その人と会っていない時間もその人のことを考えてしまうとか、美味しいものを食べたり、綺麗な景色を見たりしたときに、一緒に食べたいな、一緒に見たいな、どんな感想を言うんだろう、と思い浮かぶ人のことかなって思います。

― とてもわかります!友だちと恋バナはしますか?

西野:話せることがなくて私自身はしないんですけど、友だちには結婚している子もいるので、その子の話とかを聞くのは好きだし楽しいです。

― 西野さん自身は、結婚を考えることはありますか?

西野:今はないです。むしろ最近、私に結婚は無理だろうなと思い始めていて(苦笑い)。

― 理由が気になります。

西野:自分と合う人がいない気がする、というのもありますし、自分がそこまでの気持ちで人のことを好きになれないんじゃないか、とも思っていて。なので結婚できる人になると、なおさらいないんじゃないかと…(苦笑い)。

◆西野七瀬が“もし恋をしたら”…依存はしたら負け?

西野七瀬(C)モデルプレス
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― そんな西野さんが“もし恋をしたら”どうなるんでしょう。

西野:依存はしない、かな。したら負けだと思いそう(笑)。

― したら負け?(笑)

西野:はい(笑)。恋に全力ももちろんいいと思うけど、私は恋ばっかりにはしたくないと思っていて。今の私は友だちと遊ぶ時間の方がたぶん楽しくて、そっちを優先すると思うんです。なので今は究極、恋はあってもなくてもどっちでもいい、という感じです。

― 優先順位の話ですよね。友だち、仕事、趣味、時間は有限…

西野:そうです!今、もう十分に楽しいので、これにプラスって考えると、別にいらないのかもって…(苦笑い)。

― ではもし恋をしたとしても、連絡頻度とかは少なそう?

西野:毎日とかは全然取らなくていいです(笑)。会うのも週1、うーん月1でも全然平気かもしれない(笑)。

― でも違う言い方をすると、その優先順位を覆してくる人が現れたら変わる可能性もあると。

西野:そうかもしれないですね。ただその考えを超えてくる人は現れるんですかね…(苦笑い)でももし現れれば、それは嬉しいことなんだろうと思います。

◆今回演じた「北代」は西野七瀬の素に近い?

西野七瀬(C)モデルプレス
西野七瀬(C)モデルプレス
― 今回演じた「北代(きたしろ)」、西野さんの素に近い気がしました。監督からも、西野さんの延長線上に北代がいるように演じてほしい、とリクエストがあったとか。

西野:独特な言葉遣いで最初ちょっと苦戦していたんですけど、あるとき神尾(楓珠)くんと雑談していたら、それを見た監督が「その喋り方、その感じで北代を演じてみてほしい」となって。ほぼ地声で声も低いけどいいのかな、と思いつつも、それでやってみたらすごく良いね!となったので、その後は自分に北代を近づけて演じるようにしました。確かに喋り方やテンション感は自分に近いかもしれません。
神尾楓珠、西野七瀬(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
神尾楓珠、西野七瀬(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
― 北代は幼なじみにずっと片想いしながらも、自分の想いを打ち明けられず、幼なじみの恋を応援してしまいます。西野さんが同じ立場だったら?

西野:自分だったら好きな人の恋を応援するなんてできないだろうと思います。北代みたいに、好きという感情を押し殺してでも、好きな人を応援する、まっすぐに想えるのはすごいなって思います。

― 撮影は昨年の夏、完成した作品を観たのは今年の2月とのことですが、感想を教えてください。

西野:初めて自分の出演シーンをちゃんと観られた気がします。これまでは出演シーンごとに、グッと力が入って、終わると気が抜けて、だったんですけど、今回は出演シーンが多いので、その繰り返しをしていられないこともあって、自分を見ることに慣れたというか。それにすごく面白い映画だったので、もちろん自分に対しての反省点はあるんですけど、ぜひ皆さんに観てほしいなって思いました。

― 西野さんが自ら積極的に観てほしい、とアピールするのはなんだか貴重な気がします。

西野:そうかもしれないです(苦笑い)。でも好きです、この映画。観てもらえたら嬉しいです。

◆西野七瀬が“光る”のは「謎解き」、考え方に変化も

西野七瀬(C)モデルプレス
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― 「恋する女性が光って視える」という主人公の設定にちなみ、西野さんが“光る”のはどんなときですか?

西野:やっぱり今は謎解きをしているときです。謎を解けた瞬間がきっと最高潮です(笑)。

― 今「謎解き」ワードを出した瞬間、目が輝きました(笑)。

西野:最近行けてないからか、謎解きに行く夢も見ました(笑)。行きたすぎるんでしょうね(笑)。

― 謎解き好きを公言して久しいですよね。

西野:どんどん好きになっています。経験を重ねるごとに、それを活かせる瞬間があるんです。これと似たパターンが前にもあったな、じゃあこういうアプローチで考えればいいのか、って。それがあると、もっと頑張ろう、もっと謎解きができるようになりたい、って向上心が芽生えます。それに毎回、新しい大謎が最後に待ってるんですよね。次はどんな仕掛けがあるんだろう、って挑む感じが楽しくて。謎解きを知ってから考え方も変わりました。以前までは時間制限とか焦っちゃうし、苦手だったんですけど、今は何事も制限時間がある方が燃えるんです(笑)。

― 沼っていますね。

西野:はい、沼っています(笑)。謎解きに出会っていなかったら私どうなってたんだろうって感じです(笑)。

― 改めてですが、謎解きと出会ったきっかけを教えてください。

西野:テレビでやっていたのを見て気になって、友だちの(伊藤)かりんちゃんを誘ったのが最初です。一回行ってみない?って。そうしたら誘った謎解きが楽しくて、しかも成功できたんです。そこから何度か行くようになって、いつの間にかハマっていて。休みの日はほとんど謎解きにあてていますね(笑)。

◆乃木坂46ライブに約3年3ヶ月ぶり出演、舞台裏を明かす

西野七瀬(C)モデルプレス
西野七瀬(C)モデルプレス
― “光る”といえば、「乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE」のサプライズ出演(5月15日@日産スタジアム)は、キラキラ光りすぎていました。

西野:本当に楽しかったです。久しぶりで緊張もしました。あんなに広い会場であんなにお客さんが入って、すごいですよね。さすがにライブにお邪魔する機会はもうないと思うので、とても良い思い出になりました。

― 乃木坂46の屋外ライブはこれまで“雨”の印象も強いですが、西野さんが出てきた瞬間、雨が降って、やっぱり持ってるなと思いました(笑)。

西野:そうなんです(笑)。私が出たら降ってきちゃって、みんなごめん、って思いました(笑)。でも最後は止んでいたのでよかったです。

― 舞台の真っ只中で練習時間もかなり限られていたと思うのですが、振りは体が覚えていましたか?

西野:それが全然で(苦笑い)。振りの動画をいただいたんですけど、なかなか思い出せなくて。でも繰り返すうちに少しずつ思い出してきて、なんとかできるようになった!と思っていたのに、本番では振りを間違えてしまいましたが…(苦笑い)。

― そこはご愛嬌ですね(笑)。アンコールで広い花道を歩いて肩で息をしているのも新鮮でした。

西野:想像以上にしんどくて(笑)。MCで一人目に振られるとは思っていなくて、恥ずかしかったです。みんなはその間に息を整えているし(笑)。

― 久しぶりのメンバーやスタッフさんとの交流はいかがでしたか?

西野:懐かしかったです。みんながいるところに行くと、不思議と一気に記憶が戻りました。メンバー、スタッフさん、ライブチームも顔ぶれが変わらないので、自分がそこにいることに違和感もなくて居心地が良かったです。

― 現役当時、西野さんのことを姉のように慕っていた与田祐希さんも嬉しそうでした。なにかお話はされましたか?

西野:(体調不良で)あの日が復活だったので「間違えてもいいよ、大丈夫!」って声をかけたりしました。リハもちゃんとできてなくて不安だろうなと思ったので。私自身も久しぶりに会って癒やされました。

― 二人がステージで肩を組んで歌ったり、腕を組んで一緒に歩いたりしているのは、とても微笑ましたかったです。本日は取材のお時間をいただき、ありがとうございました。

西野:ありがとうございました。

(modelpress編集部)

PHOTO:赤英路

ヘアメイク:猪股真衣子
スタイリスト:鬼束香奈子

◆映画「恋は光」(6月17日公開)

“恋する女性が光って視える”という特異な体質を持つ大学生・西条(神尾楓珠)と、西条にずっと片想いをしながらも「光っていない」と言われてしまう幼なじみの北代(西野七瀬)、“恋を探究する女”東雲(平祐奈)、“略奪する女”宿木(馬場ふみか)が織りなす恋模様を描く。原作はウルトラジャンプにて連載・コミックス化された、秋★枝(あきえだ)氏の同名コミック。脚本・監督は「ももいろそらを」(2013)、「殺さない彼と死なない彼女」(2019)の小林啓一氏。
平祐奈、西野七瀬(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
平祐奈、西野七瀬(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
<あらすじ>
“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会いひと目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな二人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか四人で“恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に…。数千年もの間、人類誰しもが悩んできた「恋」を、果たして彼らは解くことができるのか?そして、それぞれの恋の行方は―?
(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
(C)秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
◆西野七瀬(にしの・ななせ)プロフィール

モデルプレスのインタビューに応じた、西野七瀬(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた、西野七瀬(C)モデルプレス
1994年5月25日生まれ、大阪府出身。O型。2011年に乃木坂46の第1期オーディションに合格し、デビュー。2017年に映画「あさひなぐ」で主人公を演じ、2018年末にグループを卒業。以降、数々の作品に出演。主なテレビドラマ出演作に「電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」(2018)、「あなたの番です」(2019)、「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(2020)、「ホットママ」(2021)、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(2021)、「言霊荘」(2021)、映画出演作に「鳩の撃退法」(2021)、「あなたの番です 劇場版」(2021)などがある。「孤狼の血 LEVEL2」(2021)では、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞した。現在ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?」に出演中。



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