RADWIMPS野田洋次郎「バンドメンバーには幾分申し訳ない」テレ東の初挑戦に抜擢


【野田洋次郎/モデルプレス=3月2日】テレビ東京が、4月から木曜深夜にドラマ枠「木ドラ25」を新設することがわかった。その第1段は、4人組ロックバンドRADWIMPSの野田洋次郎が主演で、青野春秋氏の人気コミック「100万円の女たち」をドラマ化する。

RADWIMPS野田洋次郎(画像提供:テレビ東京)
RADWIMPS野田洋次郎(画像提供:テレビ東京)
◆野田洋次郎がテレビドラマ初出演・初主演

野田は、映画『トイレのピエタ』では日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。役者としても類まれな才能を開花させているが、今回がテレビドラマ初出演にして初主演となる。

野田が演じる小説家・道間慎は、ある日どこからともなくやってきた、まったく素性の知れない5人の美女たちと1つ屋根の下で暮らすことに。毎月100万円もの大金を家賃および生活費として支払う女たちとの奇妙な共同生活を通して慎は思いもよらなかった大きな運命に翻弄されていく。

◆野田洋次郎「バンドメンバーには幾分申し訳ない想い」

初のテレビドラマ出演にあたり「はじめてスタッフの方たちに会った時の溢れんばかりの気概とこの作品への情熱がとても印象的でした。今も鋭意脚本や撮影のプランニングなど一丸となって進んでいます。とても心強いチームです」と安心感があるようで、「青野先生原作のあの不思議な空気をまといながら、ちょっとイビツな新体験を観てくださる方々にお届けできたらと思っています」とコメント。

自身の役柄については「夢のようなシチュエーションに翻弄されないか少し不安はありますが頑張って自分の役割に集中してのぞみたいと思います」と意気込みを語りつつ、「普段バンドでオスしか存在しない世界でひたすら体育会系に音楽活動をする我々なのでバンドメンバーには幾分申し訳ない想いです」とも。「右も左も分からない身であるからこそあまり既存の枠にとらわれずに面白い作品ができるよう、前に前に挑戦していきたいと思います」と熱意をあらわにした。(modelpress編集部)

コミック「100万円の女たち」書影(C)コミック「100万円の女たち」書影
コミック「100万円の女たち」書影(C)コミック「100万円の女たち」書影
◆野田洋次郎コメント

今回『100万円の女たち』で連続ドラマに初めて出演させて頂きます。オファーを頂き、はじめてスタッフの方たちに会った時の溢れんばかりの気概とこの作品への情熱がとても印象的でした。今も鋭意脚本や撮影のプランニングなど一丸となって進んでいます。とても心強いチームです。

青野先生原作のあの不思議な空気をまといながら、ちょっとイビツな新体験を観てくださる方々にお届けできたらと思っています。

僕、演じる主人公が5人の魅力的な女性達とひょんなことから同居するところから物語は始まります。そんな夢のようなシチュエーションに翻弄されないか少し不安はありますが頑張って自分の役割に集中してのぞみたいと思います。普段バンドでオスしか存在しない世界でひたすら体育会系に音楽活動をする我々なのでバンドメンバーには幾分申し訳ない想いです。

僕自身、右も左も分からない身であるからこそあまり既存の枠にとらわれずに面白い作品ができるよう、前に前に挑戦していきたいと思います。このドラマ、面白いです。よろしくお願いします。

◆五箇公貴プロデューサーコメント

テレビ東京がまたやらかしてしまいました…。

『ハウス・オブ・カード』『ゲット・ダウン』『ストレンジャー・シングス』…etc。世界中で大ヒットを連発。キラキラしたオリジナル作品が詰まった宝箱のようなNetflixとテレビ東京はドラマをご一緒させていただくことになりました。これは映像作品を作ることを生業としている我々としては超革新的なことで、胸躍るとともに、引き締まる思いに身が押しつぶされそうです…。

そんな綺羅星が並ぶ宝石箱にふさわしい作品とはどんなものなのか…。我々はネットフリックス号という黒船に乗り、今まで飲んだことのない舶来のおいしいコーヒーを頂きながら、ブレストという名の航海を重ね、1つの結論にたどり着きました。それは“テレ東深夜枠の先”という名のガラパゴス島です。

すなわち我々が深夜ドラマで培ってきた独自性と現代的感覚を突きつめてみるということでした。とはいえ、今までと同じでは他の枠との差別化にはなりません。そこで第1弾として選択したのは、あえてテレビ東京深夜では珍しいミステリー、かつ独自性を持った原作『100万円の女たち』でした。

主演を誰にするか。主人公は小説家、という表現者である設定からして職業俳優ではない方の起用は最初から念頭にあったものの、果たして誰なのか…。と考えていた時、映画『トイレのピエタ』で魅せた野田洋次郎さんの何者とも思えないオーラと醸し出す色気、そして彼の創り出す音楽と原作との通底など、この企画を具体化する上で我々が求めていたものを持っているのは彼しかいないという思いに至り、スタッフ全員で猛烈に、半ば強引にお願いしました(笑)。

テレビ東京ならではの“企画の独自性”と、Netflixならではの、“次を見ずにはいられない中毒性”。この2要素を同居させることを意識して日々番組を制作しています。正直、難易度がとても高いのですが、野田キャプテンを中心にチャレンジの航海を続けています。この海を渡り新たな大陸を発見し、視聴者の皆様に見たことのない景色をお見せできる日を信じてスタッフ一同精進いたします。

ご期待のほど何卒よろしくお願い致します。

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