ノンスタ井上が明かした被害者と相方の“泣ける言葉”「また私のことを笑わせてください」「井上の人生も自分の人生の一部」<会見一問一答>


【井上裕介/モデルプレス=3月7日】昨年12月に運転する車両がタクシーに接触し、タクシー運転手に怪我を負わせて逃走した件で、お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介(37)が7日、都内で会見を行った。

井上裕介 (C)モデルプレス
井上裕介 (C)モデルプレス
所属事務所は、井上が16年12月11日未明、東京・世田谷区路上において、運転する車両が前を走っていたタクシーを追い越そうとした際にタクシーに接触。タクシー運転手にけがを負わせた。井上は、同車に接触したかもしれないと認識したが、事実確認をせずにそのまま帰宅したことを発表していた。

東京地検は6日、ひき逃げと過失傷害の疑いで書類送検された井上を不起訴処分とした。このことを受け井上は7日、会見を行った。

◆井上裕介、会見一問一答

井上裕介 (C)モデルプレス
井上裕介 (C)モデルプレス
私が昨年12月11日に事故を起こしてしまったことにおきまして、昨日警察庁から発表があったように不起訴になりました。

本来ならばすぐにご迷惑をかけた方々に直接謝罪したかったのですが、芸能活動の停止や自宅謹慎ということもありまして、直接、ご迷惑をかけたみなさまに謝罪することが遅くなってしまい誠に申し訳ございません。処分が出たこのタイミングで会社と話してこういう場を設けさせていただきました。よろしくお願い致します。

―去年の12月どのような事故があったのか報告を

目の前のタクシーを追い抜こうとした時にひょっとしたら当たったのではないかと思ったが、どこか自分の都合のいいように解釈してしまい当たっていないのではないかと思いこんでその場を離れてしまいました。

―当たったという感覚とは?

運転していて少し違和感を感じたというか、おかしいなという感覚があったのでひょっとしたら当たったのではないかと。車内に音楽が流れていたのでそこまで明確な音も僕自身認識できなかった。

―その際に同乗者のスーパーマラドーナ・武智は?

うっすらそういう音が聞こえたみたいで、当たったのではないか、降りて確認したほうがいいんじゃないかと言ってくれたけど、自分の都合のいいように当たってないのではないかとすぐにその場を離れました。すぐに確認しなければと思いましたし、軽率な行動が沢山の方にご迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

―逃げた?

井上裕介 (C)モデルプレス
井上裕介 (C)モデルプレス
逃げたという意識はないです。

―世間を騒がせてしまうという自覚はなかったのか?

自宅に帰り、駐車場に車を止めた時に擦れた後があったので、結果的に現場から離れてしまったこともあり、大変なことをしてしまった。どうしたらいいんだろうという気持ちになったのは事実です。動揺の気持ちといろんな気持ちがいっぱいで誰かに相談するとまでは頭がまわらなかった。

―警察からはどのように連絡が?

警察から「井上さん、何で電話がかかってきているかおわかりですよね?」という電話がかかってきました。その時に先程は当たっていたんだなと思いました。

自宅の方まで伺いますと言われたので自宅の下で警察の方を待っていました。そのまま警察へ行き、状況説明を求められました。

―運転手さんの怪我はどのくらいのものだったのか

診断書によると全治2週間位と弁護士さんから聞いております。

―どのように謝罪されたんですか?

井上裕介 (C)モデルプレス
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(涙ながらに)事故をした直後、何度か電話をさせていただき、お手紙をかかせていただきまして、直接謝罪する場を相手の方から設けていただけるという話で事故後3日後に直接お会いしまして、本当に申し訳ないことをしてしまいました、お体の方は大丈夫ですか?という話をさせていただいた。

―運転手の方の反応は?

相手の運転手の方が、本当に優しい方で僕が泣きながら謝罪しているのを見て、完全に僕が悪いのに涙を流されて『謝罪の気持ちは井上さんから十分伝わりました。早く劇場やテレビで漫才している姿を私にみせてください。それでまた私のことを笑わせてください』という温かいお言葉をいただきました。

その時、本当に涙が止まらなくて同時にこんなお優しい方に本当に申し訳ないことをしてしまったんだなと思い、自分自信へのいらだちや不甲斐なさがあり、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

次の日から仕事復帰するので井上さん心配しないでくださいと暖かいお言葉をいただきました。

―会ったのはそれだけですか?

井上裕介 (C)モデルプレス
井上裕介 (C)モデルプレス
その時に相手の方が、『もうこれで井上さんとお会いするのは最後にしましょう。連絡をとるのも最後にしましょう』と言われ、相手の方がそうおっしゃっているので僕から執拗に何かをするのはご迷惑になってしまうので、これ以上相手の方に迷惑をかけないようにお会いするのは最後にしました。

―謹慎中はどのように過ごしていたのか

自宅謹慎している間、一歩も外に出ない生活をしていました。

―相方の石田さんの会見は見ましたか?

はい、見ました。

やっぱり、相方の石田くんにも沢山迷惑をかけて申し訳ない気持ちですし、相方の石田くんがこのことで解散してくれと言われても仕方がないと思いましたし、でも石田くんは井上の人生も自分の人生の一部だと言っていただいて、石田くんも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

被害にあわれた方や同乗した武智くんもそうですし、僕が一番迷惑をかけてしまった方々が僕に優しい言葉をくれたというか…石田くんにそういう風にいっていただけたのは本当にありがたい気持ちでしたし、もう二度と石田くんにはどんなことがあっても迷惑をかけてはいけない、何があっても石田くんに感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。

―会見前に石田と連絡とった?

行ってきますというのは伝えました。ちゃんとしゃべってこいというのと、相手の方や武智くんにしっかり謝罪してこいと言われました。

―謹慎中、年末のバラエティはみた?

正直、謹慎直後はやはりバラエティ番組はなかなか見る気持ちにはなれなかった。沢山の関係者の方に迷惑をかけたので、申し訳ないという気持ちがありましたし、やはり見られない部分がありましたが、やっぱり自分自身が反省してそういう自分を戒める意味でも目を背けてはいけないんじゃないかと思ったので徐々に少しずつみるようにはしていきました。

―食事は?

食事の面は、自宅から近所の後輩二人が食材を買ってきていただいたりとか、世話をしていただきました。石田くんも一度自宅に来ました。

―石田とはどんな会話を?

井上裕介 (C)モデルプレス
井上裕介 (C)モデルプレス
もちろん厳しい言葉ももらいましたし、お叱りの言葉をいただきました。芸人として、一人の同級生として井上のこういうところがよくなかったんだと今までもそういう部分から目を背けてきたやろと、これを機会に性根の部分から気持ちを変えていこうぜっていう話をしました。

―謹慎中も石田が一人で出演している姿は見ていた?

番組を見ていて、石田くんが僕の名前を言っていただいたり、石田くん一人でノンスタイルで、ノンスタイルは2人いるんだよって(涙ながらに)がんばっている姿を見て、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

―復帰は?

井上裕介 (C)モデルプレス
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まだ決まっておりませんし、やはりまず今回沢山の方々にご迷惑をおかけしたので、自分の口から自分の声でしっかり謝罪の気持ちを伝えたいということが第一じゃないかと思い、復帰に関しては何も決まっていません。石田くんや世間の方にお許しいただけるとなったときに話し合い、どういう形でいつ復帰するのかを決めていきたい。

仕事だけではなく、自分が迷惑をかけたと思うところすべてに謝罪をしにいきたいと思います。

―石田さん以外にもお叱りを受けたか?

吉本の先輩方からお叱りの言葉をいただきました。印象に残っている誰かをここであげるのも僕の中ではすべての方々の言葉が強く胸にささっていますし、全ての先輩から頂いた言葉が救われた言葉です。

ファンの方やテレビをご覧になっている沢山の方に不快な思いをさせたでしょうし、本当に申し訳ないきもちでいっぱいになりましたし、だからこそ復帰はいつになるかわからないが、仕事をさせていただいたけるようになったときにはみなさまへの感謝の気持ちを忘れずに一つ一つ目の前のことをがんばっていきたい。

―芸風変わりそう?

そういう部分は考えは及ばないし、今後また石田くんといろいろ話して考えていきたい。

―ファンの方には?

ノンスタをみたくて劇場に足を運んでくださる方に、ノンスタイル見れてよかったなと一生懸命漫才やいろんなお仕事がんばりたい。

―タクシー運転手さんの「笑わせてくださいね」という言葉もあったが

いつかタクシーの運転手さんにも笑っていただけるように、自分1人の力では力およばない部分もありますので、相方の石田くんと力をあわせて一緒に相手の方に笑っていただけたらとおもいます。

―3ヶ月長かった?

はい。一歩も警察に行って話すほか以外は出ていないので、短い長いという感覚はなく、このままずっと外に出ることはないのかもなみたいな気持ちでした。

―久々に外に出てどうですか?

やはり自宅にいたときもそうですが、タクシーの運転手さんやたくさんの方に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちでいっぱいで、今日自分の口からみなさまに気持ちを伝えることができて、謝罪する場を与えていただいてよかったです。

―タクシーの運転手はテレビ局にまで電話をしてもう許してあげてと連絡がきたくらいなので、こういう姿より笑顔を期待している人も多いと思うが

もちろん、石田くん、世間の方々が許していただいたときに漫才をもう一度しっかりやりたと思いますし、謹慎している間もファンの方がSNSでコメントをくださって、ずっと(涙ながらに)待ってますのでというコメントもいただきまして、ファンの方のためにもしっかりとした漫才を石田くんとがんばりたいです。

―石田にメッセージを

井上裕介 (C)モデルプレス
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石田くんには申し訳ないことをしましたし、石田くんが井上の人生は僕の人生の一部であるという言葉は逆もそうで、石田くんの人生は僕の人生のいちぶでもあるので、そういうめんでは今回、石田くんに本当に迷惑をかけてしまったし、これから許していただきいつか何年後になるかわからないけどいつか石田くんから「相方が井上で良かったな」っていってもらえるように頑張りたいとおもいます。

―前に進めそう?

やはり、今回本当に沢山の方にご迷惑をかけたのですぐに気持ちを切り替えてというわけにはいかないけれど少しずつ前向きに自分自身0から始めれるようにがんばれたらと思います。

―メッセージを

井上裕介 (C)モデルプレス
井上裕介 (C)モデルプレス
この度はわたしの不注意かつ軽率な行動で被害者の方はもちろんのこと同乗した武智くん、相方の石田くんを含め沢山の方にご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。(modelpress編集部)

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