黒木メイサ「この役を果たせるのか」不安を吐露<不発弾 ~ブラックマネーを操る男~>


【黒木メイサ/モデルプレス=3月24日】女優の黒木メイサが、俳優の椎名桔平が主演をつとめる「連続ドラマW 不発弾 ~ブラックマネーを操る男~」(6月10日スタート、全6話)に出演することが決まった。

黒木メイサ(提供写真)
黒木メイサ(提供写真)
今作は食肉偽装問題が題材の『震える牛』など、社会の闇をえぐり出す小説で注目を集める相場英雄の小説『不発弾』(新潮社刊)をドラマ化。7年間で1500億円の「不適切会計」を発表した大手総合電機メーカー三田電機産業。その裏で暗躍するひとりの男と、彼を取り巻く人々の人間模様を描いた骨太の社会派ヒューマンサスペンスとなっている。

主人公の金融コンサルタント・古賀遼を演じるのは椎名。貧しい炭鉱町で育ち東京の証券会社に入った古賀は、ある出来事を機に欲深い人間たちへの復讐を始め、証券業界ひいては経済界の影の立役者にのし上がっていく。

◆黒木メイサ、警視庁捜査二課管理官・小堀弓子役

黒木が演じるのは、古賀を追って不適切会計の真相を暴こうとする警視庁捜査二課管理官・小堀弓子。原作ではこの小堀は男性の設定だが、ドラマでは女性のキャリア出身の若き管理官。上司はじめ周囲に止められても、「日本有数の大企業の巨額不適切会計は許されるべきでない」と捜査に猛進する。

今作への出演が決まったとき黒木は「面白いと思うと同時に、日常的には使わない言葉や感情表現が多くて難しいなと思いました」と吐露し、「自分の役を思い浮かべながら読んでいるときに『私にこの役を果たせるのか』という不安も持ちながらも、社会派ドラマにはすごく興味があるので、楽しく読ませていただきました」と脚本を読んだときの感想を明かした。

ほか、政界ともパイプを持つ三田電機産業相談役・東田章三役に宅麻伸、和装小物店を営みながら古賀と暮らす内縁の妻・村田佐知子役に原田知世、古賀を証券マンに育て上げた元上司・中野哲臣役に奥田瑛二ら、実力派俳優が共演する。

■黒木メイサ コメント

― 「不発弾」の出演が決まった際のご感想、脚本を読んだ時の印象

面白いと思うと同時に、日常的には使わない言葉や感情表現が多くて難しいなと思いました。自分の役を思い浮かべながら読んでいるときに「私にこの役を果たせるのか」という不安も持ちながらも、社会派ドラマにはすごく興味があるので、楽しく読ませていただきました。

― 捜査二課第三知能犯捜査系管理官であり、三田電機と古賀遼を追う小堀弓子の印象をお聞かせください。

正義感が強くて、自分の信念を持っている女性だと思います。

― 主演・椎名桔平さんとの共演についてのご感想

椎名さんとは2005年に舞台「調教師」で共演させていただいて以来の共演です。弓子は椎名さん演じる古賀を追う役で、常に古賀の写真を持っているのですが、現場で椎名さんをお見かけした際には役を引っ張って、つい目を逸らしてしまいました(笑)。古賀と対峙するシーンもあるのですが、椎名さんは役を通して緊張感を現場にもたらしてくれる方です。

■ストーリー

1500億円もの「不適切会計」が露呈した大手電機メーカー・三田電機産業の記者会見。狼狽する社長を裏で操るひとりの男がいた――金融コンサルタント・古賀遼(椎名桔平)。捜査二課の管理官・小堀弓子は、この「不適切会計」は「粉飾」であり、上場廃止にならないことに違和感を覚える。そんな中、三田電機の経営監査部長が自殺。直後、古賀は同社相談役・東田章三(宅麻伸)と密会する。小堀はこの自殺に事件性があると疑い始めていた。一方、内縁の妻・村田佐知子(原田知世)に優しい笑みを浮かべる古賀。この男は一体何者なのか?

昭和52年――金と男にだらしない母親の下、貧しい炭鉱町で育った古賀。妹を東京に連れ出したい一心で、上司・中野哲臣(奥田瑛二)にノウハウをたたき込まれ、国民証券でのし上がっていくが――。数年後、ある出来事を機に始まった古賀の復讐は、日本経済の深い地層に「不発弾」として仕掛けられていく。

(modelpress編集部)

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