「リーガルV」有終の美 “弁護士ドラマ”がトレンド?1月クールも竹内結子・常盤貴子・坂口健太郎主演で各局スタート


【米倉涼子・竹内結子・常盤貴子・坂口健太郎/モデルプレス=12月14日】女優の米倉涼子が主演をつとめるテレビ朝日系ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」の最終話が13日に放送され、平均視聴率17.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことがわかった。同作は、15.0%と好調なスタートを切り、その後も高視聴率をキープ。先週第8話の13.4%から4.2ポイントアップし、有終の美を飾った。今クールはほかにも17日に最終回を迎える織田裕二主演の月9ドラマ「SUITS/スーツ」(フジテレビ系、毎週月曜よる9時~)が“弁護士ドラマ”として人気。2019年1月クールも竹内結子主演「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系、毎週木曜よる10時~)、常盤貴子主演「グッドワイフ」(TBS系、毎週日曜よる9時~)、坂口健太郎主演「イノセンス~冤罪弁護士~」(日本テレビ系、毎週土曜よる10時~)と各局“弁護士ドラマ”が揃っている。

「グッドワイフ」主演の常盤貴子、「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」主演の米倉涼子、「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」主演の竹内結子、「イノセンス~冤罪弁護士~」主演の坂口健太郎(C)モデルプレス
「グッドワイフ」主演の常盤貴子、「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」主演の米倉涼子、「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」主演の竹内結子、「イノセンス~冤罪弁護士~」主演の坂口健太郎(C)モデルプレス
◆新木曜劇場「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」

「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」主演の竹内結子(C)フジテレビ
「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」主演の竹内結子(C)フジテレビ
「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」は、情報を操作し裏で社会を動かす“スピン・ドクター”と呼ばれる人間を日本で初めて題材にしたオリジナル・ストーリー。危機管理を専門にする異色の弁護士、知る人ぞ知る天才トラブルシューター・氷見江(竹内)を主人公に、法廷ではなくスキャンダルの裏側を舞台にしたノンストップ・エンターテインメント。

“「木曜劇場」史上最大の問題作”として、パワハラ、セクハラ、名誉棄損、損害賠償…さまざまなスキャンダルと対峙し、逃げ場を失い崖っぷちに立たされている女性の心に寄り添い、手を差し伸べ、危機から救うべく奔走する姿を斬新な映像で描いていく。

このほか共演者は水川あさみ、中川大志、泉里香、バカリズム、斉藤由貴ら。主演の竹内にとっては、6年ぶりの地上波連続ドラマ主演となる。

◆新日曜劇場「グッドワイフ」

「グッドワイフ」主演の常盤貴子(C)TBS
「グッドワイフ」主演の常盤貴子(C)TBS
「グッドワイフ」は、リドリー・スコットが製作総指揮を務め、2009年から7年間アメリカで放送された「The Good Wife」が原作。テレビ版のアカデミー賞と呼ばれるエミー賞やゴールデングローブ賞を多数受賞。法廷ドラマを中心にしながら、政治と家庭の両面を鋭く描き、そのリアリティーと劇的な展開から全米で人気を博した。韓国でもリメイクされ、ロシアでも2019年のリメイクが決定している。

ドラマは、夫の裏切りと逮捕という最悪な出来事で人生が一変してしまった蓮見杏子(常盤)が、弁護士という仕事を通して自らの困難に果敢に立ち向かっていく姿を、時に鋭く、時にユーモラスに描いていくリーガルヒューマンエンターテインメント。

常盤にとって日曜劇場主演は社会現象を巻き起こしたドラマ「Beautiful Life ~ふたりでいた日々~」(2000年)以来、19年ぶり。夫・蓮見壮一郎役は、2009年に公開した映画「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」以来の共演で、今回が初の夫婦役となる唐沢寿明。ほか、小泉孝太郎、常盤貴子、北村匠海、滝藤賢一らが出演する。

◆新土曜ドラマ「イノセンス~冤罪弁護士~」

「イノセンス~冤罪弁護士~」出演の(左から)川口春奈、坂口健太郎、藤木直人(C)日本テレビ
「イノセンス~冤罪弁護士~」出演の(左から)川口春奈、坂口健太郎、藤木直人(C)日本テレビ
「イノセンス~冤罪弁護士~」は、主人公の弁護士・黒川拓(坂口)が、罪率ほぼ100%の日本の裁判で「冤罪」を晴らすという“奇跡”を起こすため、執念と情熱、そして「科学」を武器に逆転劇に挑む物語。

拓に振り回される新米弁護士・和倉楓役に川口春奈、拓に力を貸す科学者・秋保恭一郎役には藤木直人。ほか出演者は趣里、杉本哲太、市川実日子、志賀廣太郎、小市慢太郎、正名僕蔵、赤楚衛二ら。

日本テレビでは11年振りの本格弁護士ドラマとなり、坂口は同局で初めて主演をつとめる。

◆2018年は「99.9」も人気 単発ドラマでも弁護士が主人公に

「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」(左から)馬場園梓、片桐仁、香川照之、木村文乃、マギー、岸部一徳 (C)モデルプレス
「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」(左から)馬場園梓、片桐仁、香川照之、木村文乃、マギー、岸部一徳 (C)モデルプレス
2018年は「リーガルV」「SUITS/スーツ」以外にも、最終話平均視聴率21.0%を記録した松本潤主演「99.9-刑事専門弁護士- SEASONII」(TBS系)が人気シリーズのSEASONIIとして話題に。

さらに、単発ドラマでは松嶋菜々子主演のテレビ朝日系ドラマスペシャル「誘拐法廷~セブンデイズ~」が10月に放送。“7日間のノンストップサスペンス”ではあるものの松嶋が演じたのは敏腕女弁護士。また、12月15日には主演・真木よう子が世間やマスコミにバッシングされ“社会の敵”となった人々を担当するアウトローな弁護士を演じる土曜スペシャルドラマ「炎上弁護人」(NHK総合、よる9時~)も放送される。

遡れば、堺雅人主演の「リーガル・ハイ」シリーズ(フジテレビ系※第2期以降は「・」表記なし)、天海祐希主演の「離婚弁護士」(フジテレビ系)シリーズなど、ヒットした“弁護士ドラマ”は多数。伏線を張り巡らせたり、1つの事件を軸に展開するものはあれど、基本的には1話または数話完結でスカッとさせてくれるのが“弁護士ドラマ”の人気のポイント。そして、扱う事件次第で「99.9」「リーガル・ハイ」「離婚弁護士」のようにシリーズ化しやすい点も特徴のひとつだろう。

残すところラスト1話になった「SUITS/スーツ」、1月クールの3作品にも注目だ。(modelpress編集部)

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