月9「ラジエーションハウス」矢野聖人、“主演”窪田正孝の存在とは?「窪田くんで本当によかった」役作りの苦労・共演者からの刺激も明かす<モデルプレスインタビュー>


【矢野聖人/モデルプレス=5月6日】現在放送中のフジテレビ系月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(毎週月曜よる9時~)に出演する俳優の矢野聖人(27)がモデルプレスのインタビューに応じた。2010年俳優デビューを果たし、今回が月9初出演となる矢野は、同作の主演である窪田正孝のことをどう見ているのか―――さらに、笑いが絶えないという撮影現場の様子や、医療ドラマならではの苦労などを語ってくれた。

モデルプレスのインタビューに応じた矢野聖人(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた矢野聖人(C)モデルプレス
◆月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」とは

矢野聖人演じる悠木倫(C)フジテレビ
矢野聖人演じる悠木倫(C)フジテレビ
同作は、現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作。窪田演じる主人公・五十嵐唯織(いがらし・いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている放射線技師。そんな掟破りの主人公が、病の“写真家”として、患者の“視えない病”を診つけ出し、命を次々と救っていく。

矢野は、窪田演じる五十嵐と甘春総合病院で放射線技師として勤務する悠木倫役。ヒロインの放射線科医・甘春杏役を本田翼、新人技師・広瀬裕乃を広瀬アリスが演じるほか、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加、遠藤憲一、鈴木伸之、浅野和之、和久井映見らが出演している。

◆矢野聖人、初月9出演で「嬉しかった」

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― 月9初出演おめでとうございます!決まったとき、どのような心境でしたか?

矢野:嬉しかったですね!どうなるのかな、決まってほしいなって僕もマネージャーさんも同じ気持ちだったので、月曜9時というある種、特別な存在であるドラマ枠でお芝居をさせてもらえる。そして、平成最後で、令和最初のドラマでもあるので、緊張感もありました。

― さらに、主演が窪田さんということですが…

矢野:窪田さんは共演させていただいたことがあって、それを覚えててくださって、とても嬉しかったですね。おそらくはじめましての方が主演だったら、さらに緊張していたと思います。

◆矢野聖人、役作りの苦労を明かす

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― 医療ドラマは、役作りやセリフ覚えが大変そうなイメージがあるのですが、どうでしたか?

矢野:原作があるので、それがすごくわかりやすくて。技師というのはこういう仕事をする人という説明があったり、原作に出てくる病気がそのままドラマでも描かれていたりもするので、台本をもらうたびに「●巻にあったやつだ」って思い出すことができます。役作りに関しては、難しい部分がありました。受け身なのか、どうなのか、僕の役は漫画ではそこまで描かれていたわけではないので、自分で作っていく部分も多々ありましたね。

― 受け身だけど、技師チームの一員として存在感も出さなくちゃいけない。

矢野:それが難しいんだなって今すごく感じています。キャラクターを自分の中でちゃんと作っていかなくちゃいけないなって。

― それ以外に大変だったことはありますか?

矢野:実際に機械を動かして、患者さんを検査するというシーンの直前に(機械の)操作方法を教えていただくのですが、それをすぐ自分の頭の中に入れて、なおかつセリフもあるし、芝居もあるし、カメラの位置ことも考えなくちゃいけない。このボタンを押して、このペダルを踏んで、このベルトを巻いて…って順番があるので、それを同時にやるのは慣れるまでなかなか苦労しました。

◆矢野聖人、窪田正孝について語る「窪田くんで本当によかった」

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― 主演の窪田さんとは4年ぶり(2015年公開映画『エイプリルフールズ』以来)の共演ですが、いかがですか?

矢野:ドラマの主演の方が、これまで一緒にやったことがあるってだけで安心感が強いです。窪田くんで本当によかったなと。僕にとっては初めての月9だったり、ゴールデンタイムの連ドラが久しぶりだったり、遠藤さんや山口さん、アリスちゃんとも初共演だったりと、緊張していた部分がたくさんあったので、その部分でだいぶ緊張が和らぎました。

― 先輩俳優となる窪田さんの演技を見て、学ぶことや刺激を受けることなどありますか?

矢野:もともと持っているものかもしれないのですが、窪田くんの目の表情はさすがだなと思いました。目をクローズアップするようなカットがあるのですが、窪田くんだから成立しているところがたくさんあるなと。自分も目だけでメッセージを伝えられるような役者さんになりたいです。

― 矢野さんからみて、窪田さんはどのような存在でしょうか?

矢野:お芝居の面はもちろんですが、気遣いの仕方や、主演としての振る舞い方、全てが素晴らしいなと感じていて、歳が近いというのもありますが、すごく刺激になりますし、頑張ろうって思えるんです。こういう医療ドラマなので長台詞や専門用語をたくさん話していて、現場でも一番スケジュールもタイトなはずなのに、座長として現場の雰囲気を作ってくださっていて本当にすごいなと思います。

◆矢野聖人、広瀬アリス・遠藤憲一らとの撮影現場の様子

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― 撮影現場の雰囲気はいかがですか?

矢野:現場自体は和気あいあいとしていて。スタンバイ中は、みんなでいろんな話をして笑っていますね。

― シリアスなシーンもあるので、お硬いイメージがあったのですが…

矢野:もちろん、そういう時もありますが、基本、カメラが回っていないときはみんな結構砕けていて、アリスちゃんが盛り上げてくれることが多いです!

― 広瀬さんが盛り上げ役なんですね。

矢野:遠藤さんも盛り上げてくれるので、2人がペアを組むと、ちょっとした漫才みたくなってますね(笑)

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― 窪田さん以外の役者さんからも刺激を受けることはありますか?

矢野:遠藤さんも本当にすごくて。ナチュラルな芝居を1番さらっとやっていて。アリスちゃんもオンとオフの切り替えがしっかりしていて、本番が始まったら、バシッと決める。本当にすごいなって思います。

― キャストみんな仲がいいのが伝わってきます。

矢野:この前も、窪田くんの仕切りでキャストのレギュラーメンバーでご飯に行きました。ほかにも、山口さんとハマケンさんとアリスちゃんの3人はジムにも一緒に行ったらしくて、「休めまないんかいっ」って思いましたね(笑)

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― さすが、窪田さんですね!

矢野:撮影中も“駄菓子屋窪田”っていうのがありまして…

― “駄菓子屋窪田”!?

矢野:お店というか、お店並、いやそれ以上の品数の駄菓子の差し入れを並べてて。それでおしまいかと思いきや、この前、最初に用意したものが少なくなってきていたら、全部補充されていてびっくりしました!

◆矢野聖人、夢を叶える秘訣を語る

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
― 最後にモデルプレス読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

矢野:僕も役者としてまだまだですが、興味があることや、こうなりたいって思ったことはすぐに行動に移すことは大事だなと思います。例えば、オーディションも無理って思うのではなく、とりあえず1回やってみようって。僕もそうやって今の事務所に所属できたので、考えるよりも動くようにしてみるといいかもしれません。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

■「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」第5話あらすじ

矢野聖人演じる悠木倫(C)フジテレビ
矢野聖人演じる悠木倫(C)フジテレビ
唯織(窪田正孝)は、杏(本田翼)からあるCT画像について意見を求められる。画像を覗き込んだ唯織は、杏との距離が近いことに照れてしまい……。

裕乃(広瀬アリス)は、威能(丸山智己)が遺体画像を見ていたことに驚く。実は威能は、CTやMRIを使って遺体の死因を究明するオートプシー・イメージング――通称『Ai』と呼ばれる死亡時画像診断のスペシャリストだった。鏑木(浅野和之)は、放射線科の受診患者増加などを理由に、Aiの受け入れを最小限にとどめようと提案していた。だが、院長の渚(和久井映見)は、Aiと解剖を組み合わせることは医療界全体の未来にとって必要だと考えていた。

そんな折、ラジエーションハウスに、公園で倒れているところを発見され、その後死亡が確認された美しい顔の少年・藤本直樹(南出凌嘉)のAi依頼が届く。第一発見者は直樹とキャッチボールするために公園に来たという弟の雄太(斎藤汰鷹)。救急通報をしたのは、藤本家の近所に住む少年・山村肇(小林喜日)だった。

辻村(鈴木伸之)は、心臓付近に擦過傷が見られたことから、胸骨の未発達な子どもの胸に衝撃が加わることで起こる心臓震盪の可能性に言及した。直樹は、上に向かってボールを投げてそれをキャッチしていた、という目撃情報もあった。だが、直樹の父母、勝彦(三浦誠己)と歩美(森脇英理子)は、小野寺(遠藤憲一)らの説得にも耳を貸さず、Aiを頑なに拒否する。周囲は虐待死を隠ぺいする為だと疑い始め……。

■矢野聖人(やのまさと)プロフィール

矢野聖人(C)モデルプレス
矢野聖人(C)モデルプレス
1991年12月16日生まれ、東京都出身。B型。

2010年、ホリプロ50周年事業舞台「身毒丸」オーディションでグランプリを獲得し、俳優デビュー。その後、ドラマ「リーガル・ハイ」「監獄学園」など数々の作品に出演している。昨年は初主演映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」が公開された。


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