『未生～ミセン～』、『インサイダーズ／内部者たち』、『チーズ・イン・ザ・トラップ』など、ウェブ漫画を原作としたドラマや映画が次々とヒットしており、ドラマ・映画関係者から熱い視線が注がれている。
上記作品例に見る、ウェブ漫画実写化の成功の秘訣とは一体何だろうか。
ヒット作の共通点、それは、ウェブ漫画の雰囲気をそのまま生かしつつも、現実味のあるストーリー展開に変えていく、という点にあった。
『未生～ミセン～』
ケーブルチャンネルtvNドラマ『未生～ミセン～』は、人生の全てを囲碁に捧げる主人公チャン・グレ（イム・シワン）がプロ試験に失敗し、厳しい現実を目の当たりにしていく物語だ。
新卒から見た職場環境と上司たちの姿をリアルに描き、放送初盤から爆発的な反響を呼んだ。制作スタッフは「ドラマの脚色、原作のキャラクター、ストーリー、エピソードを徹底的に分析し、ドラマに最も相応しい展開は何か悩んだ」と明かした。
『チーズ・イン・ザ・トラップ』
ドラマ『チーズ・イン・ザ・トラップ』は、20代の大学生たちのキャンパスライフをリアルに描き、原作の面白さを生かしたストーリー設定で高い人気を博している。
少女漫画に出てくるようなビジュアルをもつパク・ヘジン、ソ・ガンジュン、ナム・ジュヒョクの存在と、ホンソル役のキム・ゴウンの新しい魅力で視聴者を夢中にさせた。
このように、2作品とも原作の雰囲気を壊さない程度でストーリーに絶妙な現実味を加えることで、視聴者の共感を呼んだのが勝因だ。これらの作品は原作のファン層まで虜にし、更なる熱烈なファンを生み出しているという。
人気漫画の映像化には、キャスティングなどその他様々な要素を絶妙に組み合わせなければならず依然として高いハードルが課せられているが、これらの人気作品に倣い、今後もこのような魅力的な作品が登場することが期待できるだろう。
[写真提供:tvN]
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