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悪質コメントにより苦しむ芸能人…韓国芸能界の闇

2019/10/19
悪質コメントにより苦しむ芸能人…韓国芸能界の闇

f(x)(エフエックス)の元メンバーであり、歌手・女優として活動していたソルリが自宅で遺体となって発見されたニュースが連日、世間を賑わせている。

彼女がどんな事を理由に、何を思って、最終的に極端な選択をしたのかは、彼女のみが知る真実であるが、推測で上げられる理由は“悪質コメント”である。



ソルリだけではなく、韓国芸能界では悪質コメントによるトラブルが多い。
それを苦に自ら命を絶つケースも少なくない。

悪質コメントを理由に自ら命を絶つ芸能人


悪質コメントを苦にして自殺した芸能人で、有名な例として挙げられるのは、2008年に自殺した女優、チェ・ジンシルである。

当時トップスターであった彼女は、夫と離婚してからうつ病に悩まされてきたとされており、これに加えて知人のタレントに高額のお金を、高い金利で貸したという噂がネット上で広まり、彼女はこのネット上に書き込まれる悪質なコメントに苦しんでいたとされている。

国民的女優であった彼女の自殺に、世間は大きな衝撃を受け、また当時残されたチェ・ジンシルの幼い子ども2人に切ない視線が向けられた。

他にも同じく2008年にタレントのチャン・チェウォンが、トランスジェンダーを告白し、整形手術を受け、女性として番組に出演後、ネットからの誹謗中傷を浴び、それを苦に自ら命を絶った。

2007年には歌手のユニが、ネット上での後を絶たない整形疑惑や、アンチファンの書き込みによって、極端な選択をした。

モラル以前に人としての問題


悪質コメントはその存在自体が、世間にとって、ひずみであり、不必要極まりないものだが、一番の問題点は顔が見えない事による陰湿さである。

もちろん顔が見えないからといって、個人が特定されないわけではないが、誰でも簡単に人の悪口が書き込める点が悪質コメントの根絶されない理由の1つなのではないか。

芸能人は特にこの悪質コメントの白羽の矢に立たされている。
表面上では強い姿を見せ、悪質コメントなんて気にしていないように見えるかもしれないが、彼・彼女たちが抱えている心の闇は底知れない。

その苦しみを知ろうともせずに、人々は悪質コメントを書き込み、毎日ネット上には誹謗中傷のコメントが溢れかえっている。
このような行為をする人達にはきっと、罪の意識や、加害者としての感覚がないのだろう。

自分の意見をネット上に書き込むのは、個人の自由であるが、執拗に人を攻撃したり、あまりに度を過ぎた表現で人をなじるのは、犯罪行為といえるだろう。

社会問題に…取り締まりの動きも


ソルリの事件を受けて、悪質コメントを問題視する声が多く上がっている。

韓国芸能マネージメント協会は「これ以上、根拠のない言葉の暴力による、大衆文化の場で活躍する芸術人たちへの被害を防止する為に、韓国芸能マネージメント協会に所属するアーティストに対する保護を強化する」と、悪質コメントに対する取り締まりを厳しくするという公式立場を発表した。

こうした社会の動きに合わせて、悪質コメントの対策として、「インターネット実名制」を法律的に認める動きも出てきている。2007年頃からポータルサイトなどで使われ始め、2012年に憲法裁判所が違憲決定を下したにも関わらず、廃止になったこの制度を再び“ソルリ法”として復活させようというものだ。

理不尽な言葉の暴力によって、いくつもの尊い命が失われてきた。その様はとても悲しく、切ないものであり、反面で人々の怒りを買った。

ネット社会、そしてSNSが発達していく限り、悪質コメントの根絶は難しいだろうが、これ以上、深刻化しない事が重要だと考える。



何か犠牲があってから、社会が動くというのは、それだけでとても悲しい事実である。
だが、何かが人の意識を動かさないと、悪質コメントによる社会的問題はずっとなくならないであろう。

もう悪質コメントによって、悲しい思いをする人が出ない事を祈るばかりだ。


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