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細田守は宮崎駿2世

人気芸人達が、大好きな映画人へ向けてラブレターで愛を伝えるこの企画。
今回登場するのはこの人!


ゆにばーす・川瀬名人

今回、ゆにばーす・川瀬名人さんがラブレターを書いた相手とは…?


細田守

主な出演作品

主な監督作:『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』など

 

【ゆにばーす・川瀬名人さんから細田守さんへのラブレター】

 

 

好きすぎて、タイムリープ漫才しました

 

ーーQ:大好きな細田守監督にラブレターを書かれてみていかがですか?

川瀬:この企画で、ファンレター書く人の気持ちが分かりましたね(笑)。最初は僭越すぎてなかなか本題に入れない。映画の中身を褒めたいんだけど、いろいろ書いても失礼かもしれないし。でも、薄っぺらいとも思われたくない。そういう葛藤と戦いながら書くんですね。

 

ーーQ:細田守監督は、たくさんのヒット作がありますが、『サマーウォーズ』が1番ですか?

川瀬:細田作品は全部観ています。ただ『時をかける少女』のときは、監督名まで意識してはなかったです。『バケモノの子』も面白かったですけど、やっぱり『サマーウォーズ』ですね。
あと、アニメ好きのやつが絶対言うのが、細田さんが昔監督したデジモンの映画の方が面白かったという意見。まぁ悪いけど、『サマーウォーズ』が1番やけどな!と僕は思います。
デジモンはシリーズを通して長い“フリ”がありましたしね。『サマーウォーズ』は、たったの2時間でまとめてるのがすごいんです。

 

ーーQ:細田守作品の魅力はどこにあるでしょう?

川瀬:まず絵がちょうどいいですよね。誰も嫌わないといいますか、かといって媚びてないし、地味でもない。
あと『時をかける少女』は原作がありますけど、細田さんのアニメ版では「こんなにポップに描けるものなんだ!」って思いました。筒井康隆小説版も実写版もどこか暗かったんで。細田さん版は、全体的に雰囲気が明るいですよね。
それにSF嫌いな人って、突然急にタイムリープとか言われても困ると思うんです。そんな人に対しても、細田さんの場合は、突飛な設定をめちゃくちゃ日常に落とし込んでいるから、観ている方は「ほんまにあるんじゃないか?」って思えるんですよ。
タイムリープをするときの動きも、面白いですし!好きすぎて、タイムリープのネタやりましたもん。

はら:やりました、やりました。全く伝わってなかったけど(笑)。

川瀬:はらさんが、舞台の上手から下手に向けてジャンプすると時が戻るっていう。映画と同じ飛び方したんですけど、観客には全く伝わってなかった。
タイムリープして、100なん回目に披露するネタっていうことを表現したかったんですけど、ちょっと難しかった(笑)。もう絶対ルミネとかではやらないですね。

 

 

細田監督は国に守られるべき!

 

ーーQ:細田守監督に今後期待することはありますか?

川瀬:細田さんは間違いなく宮崎駿2世です。宮崎駿さんは、僕たちが生きている間に確実にお亡くなりになるんです。この喪失感を誰が埋めるの?ってなったら、細田さんしかいないと僕は思います。
あと、宮崎駿さんは、段々と良い意味でエゴになってるところがありますね。それは、何回も大ヒット作を出して、冒険活劇とかよりも自分のやりたいようにシフトしていったんかなと。もちろんそういうのは観ていて嬉しいんですけど、僕は細田さんにずっと大衆を意識して作ってほしいですね。
映画なんで、単純な勝負は出来ないですけど、興行成績は『君の名は。』に負けちゃいましたし、『千と千尋の神隠し』が歴代1番なわけですから。細田さんにはぜひこの記録を打ち破っていただいて、その後に好き放題やっていただきたいなと思います。

 

ーーQ:ものすごい監督への愛が伝わってきます!

川瀬:あと1つ言いたいのが、よく宮崎駿さんのドキュメンタリーやってるじゃないですか。そこで、三鷹のスタジオから自分の家へ帰るシーンとか映るんですよ。寂しそうな背中で、1人でゆっくり帰っていかれるんですけど、絶対ボディーガードつけないとダメだと思うんです!ジョン・レノンじゃないですけど、撃たれてもおかしくないような立場の人なんで。

はら:いないでしょ、狙う人なんて!

川瀬:過激なやつはいるから!ジョン・レノンだって誰も死んでほしくなかったよ!国が守らないといけないと思いますよ。同じように細田さんも守らなダメですよ。

以上、ゆにばーす・川瀬名人さんから細田守さんへのラブレターでした!
次回もお楽しみに!

 

(文・渡部隆太/辻健一)

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