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世界最高の衝撃のオープニング

人生の節目に観る作品や、何度も勇気をもらってきた作品を紹介する「俺の二度見映画」。
1度では味わい尽くせない。語りだしたら止まらない。人気芸人が自身を作った生涯のベスト作品を熱量高めに語り尽くす!

今回、二度見映画を紹介するのはこの人!


EXIT・りんたろー。

りんたろー。さんがオススメする作品はこちら!

『グレイテスト・ショーマン』(2017年)

 
『ラ・ラ・ランド』の製作チームが贈る”すべての人が輝く“心震える感動のエンターテインメント!19世紀半ばのアメリカ。幼馴染の妻と子供たちを幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナムは、ついにオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかし、彼の型破りなショーには反対派もいた。美貌のオペラ歌手ジェニー・リンドと出会ったバーナムは、彼女のアメリカ公演を成功させ、一流のプロモーターとして世間から認められようとするが…。

 

 

ほぼ記憶にないけど激アゲ映画

 

  Q:どうしてこの作品を選んだのですか?

りんたろー。:うーん…。

兼近:あれですよね?作中の、見た目で判断されていく人たちの気持ちが分かるっていう…。

りんたろー。:でも、それを言い出したらなんでチャラ男なんかやってるんだ、っていう話になっちゃうじゃん(笑)。僕たちの場合、自ら選んでチャラ男としてやっていますから。

兼近:それを言い出したら、髭女だって、ヒゲ剃れますからね。

りんたろー。:でも、彼女の場合はどんどん生えてきちゃうから。

兼近:そうですね…。

りんたろー。:それよりも、僕はオープニングに衝撃を受けたんです!
それで、あまりにも興奮して、自分たちの単独ライブのオープニングVTRもあの曲を使って、あの感じに仕上げたんです。

 

  Q:特に印象に残ったシーンはどこですか?

りんたろー。:印象に残ったところ…。うーん、やっぱり、歌とダンスのシーンですね。

兼近:あれ知ってます?
「♪ネバーネバー」って女性が歌うシーン、あそこだけ本人じゃなくて別の人が歌ってるんですよ!

りんたろー。えぇっ!?

兼近:僕はあのシーン、かなり心にグッときたんですけど、実は本人が歌ってないんです!

りんたろー。:へぇー。それ髭の人?

兼近:いや、髭の人じゃないです。オペラ歌手です。

りんたろー。:あぁー!すごいね!演じてあんなに出来るんだ!?

兼近:そうです。

りんたろー。:…今の部分、僕が言ったことにしてもらっていいですか?(笑)

兼近:あとは、ヒントの見つけ方が良かったですよね。

りんたろー。:ヒントの見つけ方?

兼近:主人公は貧しかったときに、顔の歪んだ女性に果物を恵んでもらって優しくされるんです。それを、主人公は子どもながらにすごく鮮明に覚えていて、大人になったとき、その人のことを思い出して、そこから“見世物小屋”というアイデアを思いつくんです。

りんたろー。:僕もまったく同じことを思ってました(笑)。

 

  Q:りんたろー。さんは本当にこの作品をご覧になりました?

りんたろー。:観ました!めっちゃ観ましたよ!

兼近:いま僕が話したシーンも、元はりんたろー。さんから教えてもらったんです。

りんたろー。:ちなみに僕は映画館で2回観ました!
観たときは衝撃を受けて「カッコイイ!」って震えたんですよ。でも、それを伝えても兼近が全然観ようとしなくて…。

兼近:僕はちょっとミュージカルに抵抗があって、ずっと拒否をしてたんですけど、あまりにもしつこく薦められるから観てみたら最高でした!

りんたろー。:だろ?

兼近:結局映画って、どんな作品もいい所はあるんだなって思いました。監督さんや演者さんがそれぞれの思いをぶつけてくれているので、絶対いい所はあるんですよ!そこを見つけるのが映画の良さですよね。

りんたろー。:そう!それを知ってほしかったんだ(笑)。

兼近:マジありがとうございます!おかげで、マジでいい作品に出会えました。

 
 

すみません!三度目を観ます!

 

  Q:兼近さんには、なんと言ってこの作品を薦めたのですか?

兼近:「単独ライブで曲を使いたいから、一回観て欲しい」と言われました。
「めちゃくちゃ面白いし、芸人だったらこの作品は観といた方がいい。世界が広がる」とも言われましたね。

りんたろー。:この映画を観たとき、とても創作意欲が沸いたんです。エンターテイメントで人を楽しませるということに特化した作品だったので、単独ライブのどこかにもそういう要素を入れられないかな、という思いがあったんです。

兼近:初めてりんたろー。さんからいいコメントが出ましたね(笑)。

 

  Q:この作品で、特にオススメのポイントはどこですか?

りんたろー。:内容覚えてないからなぁ…。

兼近:今から言うこと、りんたろー。さんが言ったことにしてもいいんですけど、僕が好きなのは、黒人の女性とお金持ちで階級が高い男性の恋愛劇ですね。
2人は恋愛関係になるんですけど、はじめは階級が高い男性の方が周りの目をすごく気にしていたんですよ。たとえば、その黒人の女性と手を繋いでいても、誰かに見られたら「奴隷だ」と言って手を離したり、周囲の視線をすごく気にしているんです。ただ、それを最後に取っ払う、というラストの演技は圧巻でしたね!

りんたろー。:自分がどん底に陥ったからこそ、その苦しみに気付けたってことですよね。
これ、今の部分足しといてもらっていいですか(笑)。

兼近:僕はあのシーンが好きで、感動しました!
人を楽しませる、ということ一つで階級とかすべて無にしちゃう感じがすごく良かったですね。

りんたろー。:確かに!僕もそこを観てもらいたいと思って薦めたんです(笑)。

 

  Q:一番好きな登場人物は誰ですか?

りんたろー。:…誰がいたかなぁ。えーっと、空中ブランコをする2人のどっちかですかね(笑)。

兼近:ちょっと、それ、さっき僕が言ったシーンですよ!

りんたろー。:え、そんなこと言ってた?

兼近:僕が一番感動したのが、その空中ブランコのシーンなんですよ!

りんたろー。:あぁ、なるほどね!

兼近:ちゃんと魂を込めて観てました?

りんたろー。観てた!だからオススメしたんだよ!

 

以上、EXIT・りんたろー。さんの俺の二度見映画でした!

次回もお楽しみに!

 

(文・山口広太/辻健一)

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