化学が進歩しても、AIが登場して人間の代わりをするようになってきても、いまだに解明することのできない不思議な超常現象は存在します。その中でも、霊魂が関わっているのではと思われるものは心霊現象と言われ、たまに画像や映像に写り込んでしますことも。実際に心霊現象と思われえるものが写ってしまい話題になった映画について、10～40代の男女に聞いてみました。

 

■質問内容

心霊現象をとらえてしまったと聞いて驚く映画はどれですか。3つ以内でお選びください。

 

■調査結果

1位：『リング』（1998年／日本） 36.0％
2位：『家族ゲーム』（1983年／日本） 30.0％
3位：『着信アリ』（2004年／日本） 22.0％
4位：『感染』（2004年／日本） 14.0％
5位：『陰陽師 妖魔討伐姫』（2002年／日本） 12.0％
5位：『スリーメン・アンド・ベイビー』（1987／アメリカ） 12.0％
7位：『THE RING』（2002年／アメリカ） 11.0％
8位：『リング0バースデイ』（2000年／日本） 6.0％
9位：『青木ヶ原』（2013年／日本） 5.0％
9位：『The EYE（アイ）』（2002年／香港・シンガポール） 5.0％

 

●第1位は『リング』

第1位は、日本のホラー作品の代表作『リング』が入りました。原作は鈴木光司氏のミステリー・ホラー小説で、後に「らせん」、「ループ」など全6作のシリーズで続いて各作品が映画化されています。第1作目の『リング』は1998年に公開され、主演の松嶋菜々子さんの背中に人の顔が浮かんで見えると言われました。8位にランクインしている『リング0バースデイ』はシリーズの出発点を描いた作品で、ここでも主演の仲間由紀恵さんの背後に白い人影がスッと浮かび上がると話題になりました。

 

●第2位は『家族ゲーム』

第2位には『家族ゲーム』がランクインしました。松田優作さんが出演している森田芳光監督の社会派作品で、ホラーとはかけ離れた内容の映画です。問題のシーンは共演の宮川一朗太さんの顔に、黒い影が重なり動くというもの。映画評論家がテレビ番組で広めた話として有名になりましたが、真相は撮影時にガラスに反射した宮川さんの手の影が本人の顔に移りこんだものだそうです。

 

●第5位は『スリーメン・アンド・ベイビー』

心霊現象が写り込んだ作品は日本だけではないようで、1987年に公開されたアメリカのコメディ映画『スリーメン・アンド・ベイビー』も、本物の幽霊が写っていると話題になりました。女性が赤ちゃんを抱っこしているシーンで、画面の左側の窓に少年が映り込みこちらをのぞいています。その後、スタッフが片付け忘れた看板だったという話も出ましたが、本来はコメディ作品だったのに、この噂のおかげで怪奇映画としても有名になってしまったので、現在DVDなどではこのシーンがカットになっているそうです。

 

■ホラー作品ばかりでないところがむしろ怖い!?

ランキングされた作品は、圧倒的にホラー作品が多くて、ストーリーの内容も怖いので、その影響から全く別のものが幽霊に見えてしまうということもありそうですが、中にはコメディ作品もありますから、やっぱり本物かと疑いたくなってしまいますよね。

 

HORANE調べ 2020年2月 調査対象：10～40代の男女