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天然監督の系譜

人気芸人の皆さんに、自らの身の周りで起こった面白かった出来事・不思議な出来事などを自由に話してもらう「ちょっと聞いてもらえませんか?~芸人小噺~」。果たして、今回はどんなエピソードが飛び出すのか!?

今回、小噺を披露するのはこの人!

トータルテンボス・藤田憲右さん

 

 

ドラフトはブルーな世界!?

 

藤田:この間、プロ野球のドラフト特番に出た際に、元巨人の選手で、

横浜DeNAベイスターズの監督をしていた中畑清さんが来られたんです。
そこで、過去に起こったドラフトでの出来事を中畑さんに、元選手・元監督という立場で語ってもらうという機会がありまして、まず中畑さん自身のドラフトの話になったんですね。
中畑さんは巨人からドラフト1位で行くと言われていたのに、蓋を開けてみたら3位で、1位は篠塚利夫さんがドラフト指名をされ、

「プロ野球の世界ってこういう世界なんだな」と、初めて知ったということを教えてくださいました。また、「特にドラフトというのは駆け引きが色々あるから、こういうブルーな世界なんだな」ということを語ってくれたんです。
その次は、江川卓さんがドラフトで入る時の話になったんです。
江川さんは色々ドラフトで揉めて、“空白の一日”と呼ばれる事件などもあったので、僕が中畑さんに「そういうことは、選手として知っていたんですか?」と聞いたら、「選手にはそういう情報は全く入って来ない」と。
ただ、その時に江川さんが「巨人に入りたい」と伝える報道などがものすごいあって、なんとか巨人入りをさせようとする集団だったり、それはダメだという世論がぶつかり、コミッショナーなども介入して、最終的には巨人に入ることになった、ということを説明してくれました。
その後に中畑さんは「あの時代は今の時代と違ってブルーな状況が多くて、ブルーな世界だったんですよね」と。
そして最後に、清原さんのドラフトの話になったんです。
清原さんは巨人に行くという話だったけど巨人は指名をしないで、結局は西武が指名をして、西武に行くことになったんですよね。それで、同級生の桑田さんが巨人入りをするんですけど、その時に密約はあったのか、という話題になったら中畑さんは「そういうことは無いと思うし、もしそういうことがあったとしても、本当にごくわずかな人しか知らないことだから、俺には分からない。とにかく、あの当時のドラフトっていうのは、すごくブルーな世界だったんだ!」と言うんですよ。
そこまで聞いてたんですけど、「ブルーってなんなの?」ってずっと思ってて、僕が中畑さんに「すいません、熱弁して頂いたんですけど、グレーじゃないんですか?」って聞いたら、中畑さんは取り繕うように「グレーだよ!」って返してきたので、その場にいた人みんなが大爆笑をしたんです。
そうしたら中畑さん、「そんなに笑うなよ!俺の師匠を誰だと思ってるんだ!長嶋茂雄だろ、しょうがねえだろ」っていう、すごい言い訳をしてました(笑)。

 

以上、トータルテンボス・藤田憲右さんの「ちょっと聞いてもらえませんか?~芸人小噺~」でした!
次回もお楽しみに!

 

(文・渡部隆太/辻健一)

再生時間: 3分39秒
動画1分あたりのデータ量目安は最大3.6MBです

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