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最悪のタクシー

人気芸人の皆さんに、自らの身の周りで起こった面白かった出来事・不思議な出来事などを自由に話してもらう「ちょっと聞いてもらえませんか?~芸人小噺~」。果たして、今回はどんなエピソードが飛び出すのか!?

今回、小噺を披露するのはこの人!

ニューヨーク・嶋佐和也さん

 

 

帰り道をめぐって口論

 

嶋佐:この前、とある収録終わりに遅い時間だったのでタクシーを呼んでもらったんです。同期の鬼越トマホーク・坂井と方向が一緒だったので乗り合わせて帰ったんですよ。2人とも場所は高円寺なんですが、僕が南側に住んでいて、坂井が北側に住んでいるんです。運転手さんに「順々に降りるならどちらがいいですかね」と聞いたら、わざわざ調べてくれて“南側の僕を先に降ろして、坂井は後がいい”とルートが決まったんです。
それでバーッと車が走り出したんですけど、明らかに北側の坂井が住んでいる方に行きだしたんですよ。「あれ?」と思いながらナビの地図を見ていたんですけど、ちょっと曲がったら僕の家の近くまで行ける道なのにそこも通り過ぎてしまったんです。結局、北側まで来てしまったので、坂井を先に降ろして南へ向かいました。途中で、運転手さんに「北の方から行きましたね」と言ったら「はぁ、そうですね」みたいな素っ気ない返答をされて…。
屋敷:料金が若干高くなるもんな。
嶋佐:それで「最初に確認したときに、南の方から行くと言ってませんでしたか?」と聞いたら「そうですね」みたいに、また素っ気なく答えられて…。
屋敷:すみません、の一言がなかったんや?
嶋佐:「ナビ的にも南から行く方が近かったですよね?」と聞くと、「そうですね」とそれは運転手さんも認めていたんです。でも、ちょっとでもいいから謝ってほしかった…。この気持ち、分かる?
屋敷:まあ、料金を安くしろとは言わんけどな。
嶋佐:だって、それは相手のミスじゃない?現に認めているわけだしさ…。「すみません」の一言が欲しくて、俺もちょっと強く言っちゃってるから、引き下がれないのよ。「まあ、いいんですけど!」と言ったら、運転手さんもようやく「すみません」と言い出して。だけど、そこで何を思ったのか「あの、ニューヨークさんですよね?」と言ってきて…。
屋敷:うーわ!
嶋佐:「いつも見てます、ファンです」と言い出して…。その場面で言うのはナシじゃん。マジで!
屋敷:なんなんそれ、マジで(笑)。
嶋佐:俺がちょっと怒り出したからなのかな?もっと強く言ったら誰かにチクろうとしていたのかは分からないけど、どういうタイミングで言ってくるの?とこっちは思うじゃん(笑)。
屋敷:それは腹立つなあ…(笑)。
嶋佐:タクシーを降りて、しばらく「なんだこれ」とモヤモヤした気持ちになっていたんですけど、「あれちょっと待てよ…、これ有名人がよく怒っているエピソードじゃん!」と思ったんです(笑)。
屋敷:(笑)
嶋佐:「有名人になれたみたいで、ちょっと嬉しいんだけど!」となってきて…。よくある、有名人が運転手さんに気づかれるこの流れって、こういうことなのか~と思った出来事でした。
 

以上、ニューヨーク・嶋佐和也さんの「ちょっと聞いてもらえませんか?~芸人小噺~」でした!
次回もお楽しみに!

 

(文・瀧澤光春/辻健一)

再生時間: 7分15秒
動画1分あたりのデータ量目安は最大3.6MBです

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